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あの後家具の微調整も済ませ、ついでに放置していたダンボールの整理もしてしまおうと言うことで部屋の片付けをしていたが、ふと、ベッドをこちらに移してしまったことでボスがどうやって寝るのかという疑問が出てきた
「ボス、お布団で寝れますか？ああ、うーん…敬語なあ〜。なんかタメって感じじゃないんだよなあ〜。慣れるまでこのままでいいですか？」
「……まあいいだろう。布団か、使用したことはないな」
「ですよね。あ！なんなら一緒にベッドで寝ましょうか！？」
馬鹿みたいにはしゃぐ私を呆れた様子で見やるボス。家具が届くのは3日後だ。もし今日布団で寝てみて身体が馴染まないというのであれば、仕方ないから私が布団で寝よう。
「…とにかく、オレはシムカードを入れてくる…今日は疲れただろう……。わざわざオレの代わりにご苦労だった」
プイ、と顔を背けて、表情の見えないボスが私を労りの言葉をかける。今日は本当に不思議な日だ、もうお風呂に入ろう。少しドキドキしながら着替えを持って脱衣所へ向かう。
「…あっ、お風呂場も綺麗になってる…」
ああなんだか少し恥ずかしい。お風呂場とトイレは私が掃除するようにしよう。家事分担もきっちり決めておこうかな。
よくよく考えれば自分が入った直後のお風呂場に誰かが入るとかものすごく恥ずかしい。入った形跡すらなくなるよう掃除してから出よう、うん。
ちょっと床をスプレーしてブラシでこすって、水で流した後は壁を水滴も残らないよう雑巾で拭き上げ、換気扇は少し強めに設定する。よし、ボスはしばらく足止めしてからお風呂に入ってもらおう。
ドライヤーでよく髪を乾かしてからリビングへ戻ると、SIMを刺し終わったボスが何やら画面と苦戦しているようだった
「何かありました？ボス」
手元を覗き込むようにして画面を見ると、どうやら言語の選択画面のようだった。日本語は読めると言っていたはずだが、何か困ったことでもあったのだろうか
「…イタリア語も読めるようなのだが、やはり日本語に設定した方が良いだろうか」
「イタリア語…うーん……そうですね。これから日本語を見る機会も多くなるだろうし、スマホで見てれば事前に読めない漢字とかも区別できるだろうし、何かあった時私が理解できる方がいいですかね〜」
「なるほど。ではそうしよう」
日本語、とボスは言語を選択しようこそ。と続く白い画面からは独断苦戦する様子もなく、説明書を読みながら快適そうにスマホを操作していた
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twelve(プロフ) - 滅茶苦茶ぶっ刺さりました。大好きです。 (2019年8月3日 1時) (
レス) id: 3b57c71271 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ (2019年7月17日 21時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 凄く面白いです！！ディアブロ可愛すぎる…！ (2019年7月13日 22時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
味噌鯖 - 面白いしボスも夢主も可愛くて大好きです！頑張ってください！ (2019年7月12日 22時) (レス) id: f633d0accd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しそし | 作成日時：2019年7月8日 20時
