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帰ってくると部屋が綺麗だった。少し気になっていた階段の埃やボスの靴跡は綺麗に取り払われ、ウエットシートでモップ掛けまでされているようだった。ツルツルと綺麗にされたホールに上がり、リビングへ入るとすこし落ち着いた雰囲気のボスが、いつのまに届いた新しいダイニングチェアへと腰掛けていた

「ボス!掃除してくれたんですか?というか新しいテーブル…」

「先程佐川急便とやらが届けにきていた。どうやら玄関から外に出さえしなければ他人との干渉が可能らしい。会話もできた」

「え!じゃあ宅配1人で受け取れますね!すごい、よかった」

佐川急便め…いつも配達指定日守らないな…ボスが出れたからよかったものの。再配達にまた時間を食らう羽目にならずに済んで一安心だ。

「ところでテーブル組み立てしてくれたんですか?ダンボールの宛名ラベルまで剥がしてくれて…ありがとうございます」

「フン…お前の世話だけになるつもりは毛頭ない。ここに厄介になるからにはオレにも仕事をする義務はある」

やだかっこいい。めちゃくちゃ立派じゃないですかこの人。私は買ってきた服とスマホ。それから追加の日用品類を置いてボスに伝えた

「スマホの購入が結構時間とっちゃって…パソコンが買えなかったので…やっぱりボス、自分でネット見て選びませんか?よく知らずに変なの買っちゃっても嫌だし。服はタグ切らないでとりあえず着てみてください。サイズ合わなかったらネットで売ります」

「いや…問題ないだろう。全てタグを切ろう」

よかった。何着か重ねて見ているようだが絶妙にダサく感じたシャツ(いたずら心だ)でさえボスが合わせるとすごいかっこよく見える。

「そういえば…オレの化粧を落としたな?メイク道具を寄越せ」

馬鹿な。どうして今でもそんなにかっこよすぎるのにまだ濃くしようとするのでしょうか。

「ボスが使えるような奇抜な色なんて持ってませんよ。それにボス今でも十分かっこいいんだからそのままでいてくださいよ。ずっとメイクとか絶対肌荒れますよ」

「欲しいものがあれば買ってくると言ったのはお前だろう」

ぐうの音も出ない。仕方ない、ド派手なピンクの口紅とケバいマスカラとかでいいですね、と勝手に決めて次の買い物リストに追加する。メイク落としもちゃんとしたのを買ってこよう。スマホにいろいろ書き込んでいると、ボスがテーブルに置いていた紙袋へ手を伸ばしたのが目に入った

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twelve(プロフ) - 滅茶苦茶ぶっ刺さりました。大好きです。 (2019年8月3日 1時) (レス) id: 3b57c71271 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 更新ありがとうございます!! (2019年7月17日 21時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 凄く面白いです!!ディアブロ可愛すぎる…! (2019年7月13日 22時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
味噌鯖 - 面白いしボスも夢主も可愛くて大好きです!頑張ってください! (2019年7月12日 22時) (レス) id: f633d0accd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しそし | 作成日時:2019年7月8日 20時

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