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とりあえず昨日買ってきたおにぎりと、適当に卵焼きと味噌汁を作ってお椀によそう。味噌汁はシンプルに豆腐と油揚げがいい。ワカメはめんどくさい。ボスがいつ上がるかわからないし上がった時すぐに食べられた方がいいと思う。うん。
シャケに料理酒を吹きかけながら火が通るまで焼く。洗い物が面倒なので焼きあがったら卵焼きと同じお皿に乗せて、コンビニのおにぎりと味噌汁。それからパックのサラダをトレーの上に並べたところで、ボスがリビングに戻ってきた
「……」
「あっ、ボス……ちょっと。ちゃんとドライヤー使いました？」
ギュッとタオルで絞ったままの状態の髪の毛の束は、私のヘアゴムを使用して1つに結ばれてはいたが、シャツや新しく買ってあげたフェイスタオルに容赦なく水を垂らしていた。ご飯は一旦キッチンに放置したまま、ボスを洗面台の前へ戻すと、私は案の定使われていない状態のままのドライヤーを手に取り、コンセントを挿した
「ボス、しゃがんで…」
背が高い。頭皮からちゃんと乾かせない高さにあるボスは、はあ、と一つため息を吐くと、私からドライヤーを奪い取った
「えーせっかく乾かしてあげるのに。というかちゃんとやってくださいね。床濡れちゃうから」
ボスはそれを聞いてから聞かずか、黙々と髪の毛を乾かす作業に取り組んでいた。
テレビで適当な番組を流しながら、ボスが髪を乾かすのを待っていた。やたらと早い時間で戻ってきたから多分乾かす過程を吹っ飛ばした。便利なスタンドだ
ダイニングテーブルは使えなくなってしまったから、テレビの前のローテーブルにトレーを乗せて、ボスを正面に座らせると、私はようやく朝ごはんへとありつけた。うん、おいしい。よくできてるよ。卵焼きにマヨネーズをつけて口に運ぶ。ボスは箸を使って食べる私に少しだけ視線を向け、すぐに自分はフォークで卵焼きを食べた。無言だったけどそのまま二つ目も口に運んでるから多分不味いとは思って無いと思う。多分。
私は五目のおにぎりを一つ食べながら、ボスは二つあるうちのツナマヨの方から選んだようで、恐る恐るそれを口に運んだ。ツナマヨ初体験なのか、少し不思議そうにした後、気に入ったようで噛みしめるようにツナマヨを味わっていた。その様子が少し可愛くて、思わず笑うと、ボスは少し顔をしかめて目を背けた
ツナマヨを食べ終わってしまったボスは、今度は昆布のおにぎりを食べ始める。こちらも気に入ったようで、もぐもぐとよく口を動かしていた
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twelve(プロフ) - 滅茶苦茶ぶっ刺さりました。大好きです。 (2019年8月3日 1時) (
レス) id: 3b57c71271 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ (2019年7月17日 21時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 凄く面白いです！！ディアブロ可愛すぎる…！ (2019年7月13日 22時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
味噌鯖 - 面白いしボスも夢主も可愛くて大好きです！頑張ってください！ (2019年7月12日 22時) (レス) id: f633d0accd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しそし | 作成日時：2019年7月8日 20時
