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兄、妹、そして ページ14

※ここからオリジナルが混ざります☆―――――☆―――――☆

『そういえば、なんで選ばれたのが神威だったんだろ……』

「何、俺じゃ嫌なの」

『別にぃ?そりゃ単純な腕力なら神威が圧倒的だけど……』

「俺じゃなきゃダメなんだ」


神威は笑顔を引っ込めて蒼い瞳を前に向ける。


カツン……


『人っ……!隠れなきゃ!』

「要らないヨ」

『は……?』


階段を上がり、現れたのは。神威と同じ蒼い瞳の少女___。


「バカ兄貴ィィィ!」

『ええええ!?』

「Aは下がっててヨ」


通路の真ん中で拳を突き出し合う兄妹。


『ちょ、2人ともストォォォップ!』


2人の間に立つと、両側から拳が飛んできて___止まった。


『なんで神楽ちゃん??』

「芥川に言われたネ。神威が来るって」

『芥川……?まさか敦君も……!』


ピキッ……と、壁に僅かなヒビが入る。


「……A!」


神威が叫び、Aを抱えて飛んだ。


ドゴォッ!


「……やっと来たか、ハゲが」

「……ハゲじゃありません。頭の爽やかなお父さんと言えェェェ!」

『ぎゃぁぁぁっ!』


煙の中から飛んできた拳でAは神威諸共吹き飛ばされる。

神威はAをしっかりと抱きかかえ、自分の背中から壁に激突。


「A〜〜!」


神楽の声がして、何とか助け出された。


Aは神楽と安全なところに避難したが、神威と乱入してきた男、星海坊主の喧嘩は止まらない。


「始まってしまったアル……宇宙一危険な親子喧嘩が……」

『親子……あの人、神威と神楽ちゃんのお父さん?』

「そうネ。星海坊主、聞いたことないアルか?」

『知ってる、世界中飛び回って悪鬼とか色々退治してるひとでしょ?神威がその息子だったなんて……』

「……あ!いつの間にかいなくなってしまったアル!」


神威と星海坊主の姿は消え、そこにはボロボロになった通路だけが残されていた。


『あんな喧嘩されちゃこの船時間が来る前に落ちちゃうよ……探すよ神楽ちゃん!』

「ウン……!私が、2人を……」

『止めに、来たんだね』


神楽は目を見開いてAを見つめた。


『私も、神楽ちゃんの立場ならそうしてるから』

最後の大君→←【番外】三太さん篇2



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設定タグ:文スト , 銀魂 , 高杉晋助   
作品ジャンル:アニメ
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風寧 - 銀桜さん» ありがとうございます!双黒メインの回ですが誰かしら出したくて。銀魂にも「コンビ」は沢山あるので誰にしようか迷いました笑。これからもよろしくお願い致します! (2019年12月6日 22時) (レス) id: 541cd41ce9 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 続編おめでとうございます! ここでまさかの土方さんが参戦ですか…!続きが楽しみです! (2019年12月6日 21時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風寧 | 作成日時:2019年12月6日 19時

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