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【番外】三太さん篇2 ページ13

『みなさぁん、メリークリスマス!』


サンタの格好をしたAが銀時らを引連れて事務所に入ってくる。


「お、Aちゃん、その服似合ってるよ、流石私」

『ふふ、三太さんになるの、楽しかったです』

「うん?よかったね」

『はい。でも三太さん、一夜で子供達にプレゼントを配るなんて.......いったいどんな術を使っているのかしら』

「.......ん?」


太宰は思わず聞き返した。


『え?三太さんは、クリスマスイブの夜に子供の住む家に忍び込んでプレゼントを置いて逃走するんでしょう?』

「うん、ちょっと所々引っかかるけど.......まさかとは思うけどAちゃんは、サンタが本当にいると思ってるのかい?」


太宰の問いかけに、Aは至極真剣な顔で答える。


『いると思ってるというか、いるんじゃないんですか?式神も異能力者も陰陽師もいるんですよ、三太さんだっていてもおかしくな.......何で笑ってるんですかみなさん?』

「ふふふ.......銀時君?」

「お、俺じゃねぇよ!Aにサンタのこと教えたのは松陽だ!」

『三太さん.......いないの?』

「え、えーっとねAちゃん.......」

『私、小さい頃から三太さん捕まえようと思って.......』


遅くまで起きるのを頑張ったけど毎年寝ちゃった、とかかなと探偵社員は思った。なんとも可愛らしい、幼き頃の思ひ出___


『結界張ったり家中に罠仕掛けたり屋敷の周り中に地雷を埋めたりしたのに.......』


三太さんいないの?と不安げに問いかけてくるA。


その表情、そして周りの社員達の微笑む顔を見て、太宰は


「Aちゃんが信じる限り、きっと何処かにいるよ」


とにこやかに言う他ないのだった。

兄、妹、そして→←【番外】三太さん篇1



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設定タグ:文スト , 銀魂 , 高杉晋助   
作品ジャンル:アニメ
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風寧 - 銀桜さん» ありがとうございます!双黒メインの回ですが誰かしら出したくて。銀魂にも「コンビ」は沢山あるので誰にしようか迷いました笑。これからもよろしくお願い致します! (2019年12月6日 22時) (レス) id: 541cd41ce9 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 続編おめでとうございます! ここでまさかの土方さんが参戦ですか…!続きが楽しみです! (2019年12月6日 21時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風寧 | 作成日時:2019年12月6日 19時

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