私の居場所【すとぷり】

30話 ページ32

私が初めてツイキャスを知ったのは高校生に
なりたての頃だった。


そこで見たものは私に大きな刺激を与えた。


声が特徴的だったり、歌が上手かったり
自分の個性を発揮できるようなところだった。


学校で大人しく過ごしている私には
そこがすごく魅力的に見えて、興味本位で配信をやってみた。


最初はのびなかったものの、
1年ほど経つ頃にはそこそこ閲覧が増えた。


企画にも誘われることも増えて、
いろんな活動者とも仲良くなれた。


もともと見るのも好きだった私は、
ある人の配信をよく見ていた。



ななもり。

それがなーくんだった。



当時の彼は釣り配信を主にやっていて、
他のカテゴリ主からも注目されていた。


そこでリスナーとして、配信者として
意気投合したのがころちゃんだった。


歌凸や企画で仲良くなり、なーくんのことについて
語り合った仲だ。


いつの間にかなーくんは
私たち2人のことを知っていて、3人で話すことも増えた。



そしてなーくんが作ったすとぷりに
ころちゃんと一緒に入らないか、と誘われたのだ。



配信歴が浅い方だと思っていた私は
わりと名が知れていたようで
あとから入ってきたるぅと莉犬には最初怖がられた。


さとみくんとジェルくんとはノリがよく
すぐ仲良くなった。

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