第１９話 思ったとおりだ 〜赤司・虹村サイド〜 ページ20
赤司「…思ったとおりだ」
赤司が隣でそう呟いたのを、虹村は聞き逃さなかった。
虹村「やっぱりお前の計算どおりか」
赤司「そうですね…いや、それ以上だ」
虹村「…どういうことだ？」
虹村がそう尋ねると、赤司は楽しそうに笑った。
赤司「彼女―白月はバスケプレーヤーとして《夢のような素質》を持っているんです」
虹村「フローターショットができるほどのバスケセンスのことか？」
赤司「いいえ、違います」
赤司は目線をAに移しながら笑った。
赤司「彼女は…いうなれば黒子と似たような素質を持ち尚且つ、黒子とは違う」
虹村「…」
赤司「彼女は状況を一瞬で把握し、相手の苦手な箇所を的確に攻めるという《目》と《センス》を持っています」
虹村「へぇ…」
虹村は感心したように言う。
虹村「でも、それのどこが黒子と同じなんだよ？試合を見てりゃ全くの逆だぞ？」
虹村が疑問を言うと、赤司は淡々と続ける。
赤司「…彼女は《チームメイト》の能力を助け、尚且つ、自分の力とするんです」
赤司は楽しそうに言う。
赤司「文字通り、《月》のように。太陽となるチームが強ければ強いほど、彼女自身も強くなる」
赤司の目線の先で、今、白月が灰崎にパスをする。
灰崎は驚いた顔をしたが、そのままシュートを決めた。
虹村(…なるほどな)
虹村(黒子のときもそうだったが…赤司は才能を見つけるのが得意なようだ)
白月はその名前の通り、《月》
太陽となる《チーム》が輝けば輝くほど、彼女の輝きも強くなる。
まさに黒子の《影》のように…
されどどこか違う
黒子のように《影》に徹することなく、楽しそうに輝いている
虹村(…女子バスで輝くことが無かったのは、多分このせいなんだろうな)
虹村は脳内で一人ごちた。
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リアイザ(プロフ) - まいめろん(´・ω・｀)さん» はじめまして！ありがとうございます。嬉しいです〜！これからもよろしくお願いします！ (2013年12月27日 17時) (
レス) id: 388f51b8a2 (このIDを非表示/違反報告)
まいめろん(´・ω・｀)(プロフ) - 初めまして!
この作品、凄い面白いです!
更新楽しみに待っています！ (2013年12月27日 16時) (携帯から) (レス) id: 8d463bc731 (このIDを非表示/違反報告)
リアイザ(プロフ) - 花火さん» ありがとうございます！嬉しいです！更新がかなり遅いですが、これからもよろしくオネガイします！ (2013年12月27日 14時) (レス) id: 388f51b8a2 (このIDを非表示/違反報告)
花火 - 私もこの小説大好きです！大変でしょうが頑張ってください！ (2013年12月26日 15時) (レス) id: bd56d6e1df (このIDを非表示/違反報告)
リアイザ(プロフ) - ななめこさん» ありがとうございます！更新遅くなると思いますが、どうぞご贔屓に！ (2013年12月10日 22時) (レス) id: 388f51b8a2 (このIDを非表示/違反報告)
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