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私が私だから･･･。
私がみんなとのこの時間を愛おしいと感じているように、みんなもそう感じてくれているのだと、思い上がっていいのかな･･･。
小野田くんの真っ直ぐな優しく細められた瞳は嬉しそうに私を見つめる。
「あ･･･りがと･･･」
「うんっ」
えへへ、と小野田くんと笑い合っていると、周りはしんと静まり返っていることに気づいた。
あれ？どうしてみんなそんな顔してるの･･･？
すると荒北さんが呆れたように小野田くんに話しかけた。
「･･･小野田ちゃん。それ、狙ってやってんのぉ？」
「え？狙うって？？それって何のことでしょう？？」
「･･･天然不思議ちゃんか。性質わりぃな」
小野田くんはキョトンとした表情で荒北さんに問い返すけど、荒北さんはため息をついて、先輩たちは空笑いだ。
変な空気になったところで巻島先輩が立ち上がって私の手を掬い取って、首を傾げた私にふっと微笑む。
「あまり長く浸かってると逆上せる。髪洗ってやるから来るっショ」
「「「！？」」」
「あ、は、はい」
巻島先輩は私を露天風呂から上がらせると椅子を置いて促してくれた。
水着を着たままで髪洗うのって初めてだ。
先輩は旅館のではなく、自分で用意したシャンプーで私の長い髪を顔に掛からないように洗ってくれる。
まだ浸かってるみんなの話し声が心地いいなぁ。
『金城。あれはやり過ぎだろ』
『･･･あ、ああ。まあ、巻島だしな』
というような会話も聞こえてきたりするけど、巻島先輩は鼻歌まじりに私の髪を洗っていてご機嫌だ。
「巻島先輩。髪洗うの上手ですね。私の髪長くて柔らかいので洗う時よく絡むんです」
「クッハ。確かに姫の髪は細くて柔らかいな。だけど、俺も長いから慣れてるっショ。あとは使うシャンプーにもよる」
巻島先輩のいい香りはスプレーの香りもあるけど、シャンプーもお花の香りだったんだ。
「ヘアスプレーと同じ香りがします。同じメーカーですか？」
「ん？ああ。そうだ。イギリスメーカーのだから合宿終わったらスプレーと分けてやるっショ」
「はい。楽しみにしてます」
私、いつもしてもらってばかりだなぁ。
あ、そうだ。
「巻島先輩。洗い終わったら私がお返しに先輩の髪洗いますね」
「「「っっっ！！？」」」
「ショっっ！？」
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも嬉しいコメントをありがとうございます＾＾素敵なお言葉をたくさん頂けてモチベーションを保てています。本当に感謝感激です。今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年8月18日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - これを見ると疲れが癒されます。姫ちゃん可愛すぎです! (2019年8月18日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 美月さん» 嬉しい感想ありがとうございます♪応援と温かいお言葉、とても励みになります＾＾今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年5月3日 10時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - はじめまして!第１期から見させてもらいました!もの凄く面白いです!過保護な自転車部員は見てて凄く楽しいです!この作品大大好きです！応援してます!! (2019年5月3日 9時) (レス) id: 001893ea4c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - かあさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾確かにベタですよね。ですがなかなか私好みの方向に行ってくれない終わり方の小説が多くて執筆し始めてしまいました（汗）自己満足な小説になってしまっていますが今後とも頑張りますのでお付き合いくださると嬉しいです＾＾ (2019年4月21日 7時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年1月25日 0時
