こんな奴のどこがいいのか。【まふまふ】

入学式 ページ2

『はあ、、眠い』

家から歩いていけるくらいの高校なら
ゆっくり寝ていられると思ったのに。

案外早く家を出なければいけない




「もうそういうのいいから早く歩いて。遅れる」

横にいるうるさい奴は相川真冬。
顔面は整ってるけど周りから変な目で見られるよね、はい。



『別にどっかの女子みたいに、一緒に行こう？なんて言ってねぇよ』





「はぁぁぁぁ？僕はAがぼっちで登校するのが
かわいそうだと思ったから仕方なく?!一緒に行ってあげてるんだけど、
感謝してくんない？｣


もう、いちいちうるさいなあ。
はあ、眠い。



『だからそんなこと頼んで、、、』


あ、やばい。眠すぎて倒れる。







あれ？



倒れるかと思ったが一向に地面に触れない。



良く考えると真冬が体を支えていることがわかった。



すっごい飽きれ顔してる、、、ちょっと申し訳ない？？


｢だから言ったのに。Aはいつどこで倒れて死ぬかわからない
から、こうやって優しくしてあげてるんですーー！！！｣


あっやっぱうっざ。



『私に優しくするなら死んできて』




｢は？お前せっかく助けてやったのに何言ってんの？
手離すよ？｣




『あっ、いや。すんません。』

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