出張！保健委員のおつかいの段�� ページ42
今日も保健委員会の仕事のため、いつも通り保健室にいる
最近は色々なこと(綾部の落とし穴に落ちるのとか平が後ろをつけてくるのとか)にも慣れて落ち着いた日々を送っているが
いや〜慣れって怖いな
しかし伊作先輩が保健室を訪れる怪我人よりも重症を負ってくるのは本当に勘弁してほしい
今日だって足を捻挫していらっしゃった
包帯が足りなくて、あのノイローゼ曲を歌いながら巻かなくてはならなくなる
そして絶賛、包帯巻き巻き中だ
包帯は しっかり巻いても きつ過ぎず
すばやくきれいに ゆるまぬように
『…これ歌いながらじゃないとダメなんですか？』
「その方が楽しいし作業も捗るでしょ？」
『そうですか？』
伊作先輩はもうこれが当たり前になってしまったんだな
もうこれ卒業するまでずっとこのままだろうな
ノイローゼ確定
諦めて歌いながら包帯を巻いていると保健室の戸が開いた
「保険委員会委員長はいらっしゃるか？」
「仙蔵！保険委員会委員長は確か今日は実習へ行ってらっしゃるけれど、どうかしたの？」
「お前たちだけか。学園長先生が保健委員をお呼びだ」
「『学園長先生が？』」
一体何の御用だろうか
伊作先輩と顔を見合わせてハテナを浮かべる
別に呼び出されるような悪い事はしてない
まだ
いや、バレていないはずだ
伊作先輩と新しい薬を調合中だが
まだ完成していないから未遂
だからお叱りでは無いだろう
捻挫している伊作先輩を支えながら学園長の庵へと赴く
「学園長先生、保健委員の3年は組善法寺伊作と」
『同じく保健委員の2年は組AAです』
「来たか！入りなさい」
「『失礼します』」
障子を開けて中へ入ると学園長先生とヘムヘムがお茶を啜っていた
いつ見てもかわいいなヘムヘム
「保健委員会にご用事と聞いて、実習中の保健委員長の代わりに来ました。ご用件はなんでしょうか？」
「うむ。これは保健委員会にしか頼めない重要なおつかいである」
『保健委員会にしか頼めない…』
「重要なおつかい…？」
おつかいが要件だったみたいだ
内容がかなり重要なのだろうか
「わしの古くからの友人である金楽寺の和尚が最近、原因不明の症状に悩まされているらしいのだ。体の節々が痛んだり、頭痛がしたりと体調不良に見舞われているらしい。そこでじゃ、保健委員会の諸君に薬を持って治療に行ってほしい！」
〜ﾌﾟﾁ裏話〜
例の自白剤やちょっと危ないおクスリを調合中
まだバレてない
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朋香(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます！更新がんばりましょう！この界隈が盛り上がりますように！☺️ (9月10日 19時) (
レス) id: 3e80e4ecfe (このIDを非表示/違反報告)
空 - 面白いです。お互い更新頑張りましょう (9月9日 13時) (レス) id: ffd33a398f (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - モブさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです☺️今後も長編の予定なので気を長くして待っていただけると幸いです😌 (9月8日 9時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
モブ(プロフ) - 楽しく読ませていただいております。今後も無理せずに頑張ってください、楽しみにしています。 (9月8日 7時) (レス) @page41 id: fca6a78eec (このIDを非表示/違反報告)
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