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Mafia05 ページ6

数人の護衛を連れ、10階に身を潜めるA。



数人とはいえ、首領も実力を認めるA直属の特別部隊。




Aには否、そこにいる全員に勝機は見えていた。

負けるはずが無い。

「たった6人に」




たった6人、されど6人。

彼らは刻々と彼女たちの階へと近づいていた。








トド松「強い奴いないねー」



チョロ松「お前見てるだけじゃん」



一松「トッティは前線でたら殺られるよ、すぐに」



トド松「すぐに、って部分強調しないで一松兄さん!!」



十四松「あ、階段あったよ!!」



カラ松「カラ松ガールは何時出て来るんだ?」





5人が楽しそうに話す中、

おそ松だけが退屈そうに歩いていた。





今回も面白い相手に会うことは無いのか、


自分より強い相手はいないのかと
何処と無くガッカリした表情だ。





おそ松「トド松、次何階?」





返り血の付着したおそ松の顔に

殺気を向けられているわけではないが

トド松は恐怖を覚えた。





トド松「えっと…10階かな」



カラ松「あっという間だったな」



チョロ松「油断はダメだよ、カラ松兄さん」



十四松「お姫様いるかな!?」



トド松「お姫さまじゃなくて女王だよ、十四松兄さん」



おそ松「んじゃまぁ、次の階も張り切って行こー」



「「おー」」









『今、声が聞こえたよね』



「はい、奴らです」



「気づかれてないです」





声を潜めて松野ファミリーを迎え撃つ作戦。

Aは拳銃を握り締めた。

首領にもらった最初のプレゼントを。




『首領に、生きて帰って来いって言われた。
あんな奴らに負けてはいけない。
私は仲間を護る。死んでいった仲間の仇をとる…』




震える手に言い聞かせるようにAは呟いた。



強いと謳われてもやはり女。
こんな状況は怖い。



しかし、後悔はない。

首領のために死ねるなら本望。

そう思えばAの震えは止まった。




「Aさんに頼りきるわけには行かない」

「俺たちもAさんを護ります」




こんな状況でも、自分を信じてくれる仲間に思わず笑みが零れる。




『ありがとう…勝つよ』

「「はいっ!」」




敵はもう目の前だ。

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設定タグ:おそ松さん , マフィア松 , アニメ   
作品ジャンル:アニメ
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こはく - ここまで、この小説読んでみたのですが、面白いし、内容が読んでる人をどんどん引き込んでいくから、最高!こんな小説初めて!最新作楽しみにしています。 (2020年3月25日 21時) (レス) id: a4e8a50c03 (このIDを非表示/違反報告)
名無し40520号(プロフ) - え、なに、え、やばいですかっこよすぎ死にそうです大好きですやばいですメッチャストーリーがタイプすぎます!!!!最新たのしみにしてますあああああああ! (2019年1月11日 1時) (レス) id: 91db3f1e7a (このIDを非表示/違反報告)
爽です。 - 凄い任務の時の夢主ちゃんとおそ松達が凄いカッコ良かったです!更新楽しみにしてます! (2018年9月29日 23時) (レス) id: 77a4c77b8b (このIDを非表示/違反報告)
バニラマイ美 - おそ松兄さんがカッコいいし、任務の時のスリルが凄い! (2018年6月27日 14時) (レス) id: 28cbff60eb (このIDを非表示/違反報告)
芽紅(プロフ) - ここまで読んだんですけどおそ松兄さんがかっこよすぎて泣きました。更新頑張ってください!! (2017年12月10日 9時) (レス) id: f74a647ce4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白姫 | 作成日時:2015年12月30日 17時

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