Mafia４７ ページ49
トト子「へぇ〜貴女あのフィリノアの
店に入りある程度落ち着いた頃、この店の看板娘とも言われるトト子の興味はAに注がれていた。
同年代の同性の同業者と話すのは生まれて初めての体験だったため、
Aもまたトト子に興味を示していた。
トト子「おそ松たちに拾われるなんて、Aも運がないのねぇ」
『貴女…トト子はあの6つ子の事をよく知っているのね』
カウンターの隅でハタ坊と話し込むおそ松に視線を向けながら、Aは言った。
トト子「だって幼馴染だもの。小さい頃から一緒で、兄弟みたいなものよ。
…私がこの業界に入ったのも16歳の時、あいつらの影響受けたからよ？まったく、迷惑な話よねぇ〜」
16歳
やはり彼女は若くして、この闇の業界へと誘われた。
自らの人生に対し、腹を据えたような雰囲気はAに近しいものを感じる。
『…私もある人に導かれてマフィアになった。
その人のために拳銃を握って、その人のために生きてきた』
トト子「あら、案外Aってば一途なのね！」
目を見合わせ「ふふふっ」と笑いが零れる。
少しではあるが似た境遇に際しているトト子に、Aは心を許したようだった。
『幼馴染だったなら、6つ子の子供時代知ってるのよね』
そして、ここでAの脳裏に悪巧みが1つ浮かんだ。
過去を知ることで"6つ子の弱みを握れる"
このチャンス、逃す訳には行かないのである。
『ねぇトト子。6つ子に関して、なにか面白い弱点になる情報はないかしら？』
綺麗に弧を描く唇、同性のトト子ですら息を呑むその美しさはやはり次元が違う。
水色の瞳がトト子を見つめた。
トト子「面白い弱点、ねぇ…みんな童貞っていうのは馬鹿だから仕方ないわよねぇ〜」
恥ずかしい弱味をなんの躊躇もなく話すトト子は或る意味
しかし、そんな情報は何となくAも察していた所ではあった。
トト子「んーあとはクズって事しか思いつかないわね…
あ、それじゃあ！おそ松の初恋の話はどうかしら？」
赤色、の初恋……？
『ふふっ面白いじゃない、それを聞くわ』
ゆっくりとトト子の唇が開かれる。
その瞬間だった、
おそ松「はいダメでぇーーーす！許しません！」
ハタ坊と話し込んでいたおそ松が割り込んできたのは。
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こはく - ここまで、この小説読んでみたのですが、面白いし、内容が読んでる人をどんどん引き込んでいくから、最高!こんな小説初めて！最新作楽しみにしています。 (2020年3月25日 21時) (
レス) id: a4e8a50c03 (このIDを非表示/違反報告)
名無し40520号(プロフ) - え、なに、え、やばいですかっこよすぎ死にそうです大好きですやばいですメッチャストーリーがタイプすぎます！！！！最新たのしみにしてますあああああああ！ (2019年1月11日 1時) (レス) id: 91db3f1e7a (このIDを非表示/違反報告)
爽です。 - 凄い任務の時の夢主ちゃんとおそ松達が凄いカッコ良かったです！更新楽しみにしてます！ (2018年9月29日 23時) (レス) id: 77a4c77b8b (このIDを非表示/違反報告)
バニラマイ美 - おそ松兄さんがカッコいいし、任務の時のスリルが凄い！ (2018年6月27日 14時) (レス) id: 28cbff60eb (このIDを非表示/違反報告)
芽紅(プロフ) - ここまで読んだんですけどおそ松兄さんがかっこよすぎて泣きました。更新頑張ってください！！ (2017年12月10日 9時) (レス) id: f74a647ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白姫 | 作成日時：2015年12月30日 17時
