検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:902,002 hit

Mafia43 ページ45

おそ松「え、マジで言ってる?」




『何、嫌なら別に良いけど』




おそ松「待って行く行く絶対行く!!」









ある日の昼過ぎに起きて来たおそ松を待っていたのは




既に用意を済ませた女王、Aだった。








地下に隠れた本拠点から出ると、




遠くから微かに人の声が聞こえる。









『まさに人里から隔離された基地って感じね』




おそ松「そりゃまあ自分家の近くにマフィア住んでたら怖くね?」









何が面白いのか、ケラケラと笑うおそ松。









『今日はやけにご機嫌のようで』




おそ松「だってAちゃんとデートだからね!」






無論、デートなどAは一言も口にしていないが。









"ネクタイ買いに行くの、ついて来てくれない?"









おそ松「ご指名なら行くしかないよぉ〜」




ご指名も何も

おそ松以外は任務である。









おそ松に来てもらわなければならない理由は


土地勘がないからである。



が、そもそもAの目的はネクタイなどではない。


その土地勘を手に入れること。




いつでも逃げられるよう、先手を打っている。




油断も隙もない女である。





わいわい、ガヤガヤと人混みをかき分ける。


意外にも本拠点は町の中心部に近いようだ。









彼女は適当にネクタイの売っている店を見つけた。


『ここで良い』




おそ松の腕をグイッと引っ張る。




すると引っ張り返される。




おそ松「だめだめ、もっと先の店じゃなきゃ」









一瞬、おそ松の顔がニヤリと笑ったような気がした。




悪寒…









また彼女は適当な店を見つけるが




おそ松は奥へ奥へと進んで行く。




最早、良い予感などするはずもないだろう。



















たどり着いたのは暗く、狭く、薬の匂いがする、そんな裏路地であった。









明らかに怪しい薬品を売っている者もいれば、同業者と思われる黒スーツにサングラスの男も多く見られた。




そんな中、おそ松はある店の前で足を止めた。









"Life and Death and Death"




最早笑いすら出てくるほどの

そして、何処と無くカラ松が好きそうなネーミングの。明らかに"危ない店"である。









『なんで"死"が二回あるの?』




「俺たちは一回死んでるんだぜ?」




ゾッとする様な笑み。


仕事モードのおそ松である。


俺"たち"という言葉


それはAも含まれているのだろうが


彼女には意味のわからない言葉だった。

Mafia44→←Mafia42



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (1504 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2326人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , マフィア松 , アニメ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

こはく - ここまで、この小説読んでみたのですが、面白いし、内容が読んでる人をどんどん引き込んでいくから、最高!こんな小説初めて!最新作楽しみにしています。 (2020年3月25日 21時) (レス) id: a4e8a50c03 (このIDを非表示/違反報告)
名無し40520号(プロフ) - え、なに、え、やばいですかっこよすぎ死にそうです大好きですやばいですメッチャストーリーがタイプすぎます!!!!最新たのしみにしてますあああああああ! (2019年1月11日 1時) (レス) id: 91db3f1e7a (このIDを非表示/違反報告)
爽です。 - 凄い任務の時の夢主ちゃんとおそ松達が凄いカッコ良かったです!更新楽しみにしてます! (2018年9月29日 23時) (レス) id: 77a4c77b8b (このIDを非表示/違反報告)
バニラマイ美 - おそ松兄さんがカッコいいし、任務の時のスリルが凄い! (2018年6月27日 14時) (レス) id: 28cbff60eb (このIDを非表示/違反報告)
芽紅(プロフ) - ここまで読んだんですけどおそ松兄さんがかっこよすぎて泣きました。更新頑張ってください!! (2017年12月10日 9時) (レス) id: f74a647ce4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白姫 | 作成日時:2015年12月30日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。