Mafia40 ページ42
『私情を挟むなら、もっと痛めつけて欲しかったわね。』
そう言いながら、彼女はアレッシの胸ポケットからUSBを取り出した。
一松「…さっさと終わらせただけ。ごちゃごちゃ言うな。」
『貴方達にも聞きたいことが山程ある。』
一松「話すことはない。」
『なら拷問するまで。』
普段通りの口喧嘩。
彼らは普段通りとしか思っていないのだ。
彼らは途轍もなく"普段通り"の感覚がズレているのだろう。
「う、動くな!!誰か警察を呼べっ!!!」
「救急車も呼べ!人が倒れてるぞ!」
部屋は他の客や、警備員によって囲まれていた。
しかし、Aも一松も普段通りに話し続ける。
『私に任務の内容話さなかったのは、貴方達がフィリノアについてまだ嗅ぎ回ってると言うことでしょう?』
一松「…てめぇが今騒いだところで俺は何も話さねぇよ。
それよりさ、
此奴らどうするわけ?見られたけど?」
急に殺気を客達に向ける一松。
すると、ふっと鼻で笑うA。
『そんなの、殺すに決まってるでしょ?』
花のように美しい笑みに、殺気を向けられる本人達も息をするのを忘れた。
彼女はゆっくりと1人の警備員に近寄って、あたまに拳銃を突きつけた。
『どうぞみなさん、お部屋に入ってお話ししましょう?すぐに終わりますよ』
恐怖で瞬きすらしない彼らに、彼女はまた微笑んだ。
誰も声を上げることなく、逆らうことなく部屋に入った。
それから1人の警備員が頭を撃ち抜かれたのは数分後であった。
『さて、次は誰にしようかしら?なんて言おうと思ったけれど…辞めた。全員名刺を出しなさい』
一松「…は?何言ってんだよ。殺すぞ」
Aは一松を無視して続けた。
『選択肢をあげましょう。今ここで死ぬか、私の代わりに伝言板になるか。』
客の1人が恐る恐る声をあげた。
「伝言板、と言うのは…?」
『そうね、一語一句間違えずに噂を広めて頂戴?
フィリノアの
もしフィリノアグループの情報を売買しているのを発見したならば、女王が殺しに来る、とね?』
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こはく - ここまで、この小説読んでみたのですが、面白いし、内容が読んでる人をどんどん引き込んでいくから、最高!こんな小説初めて!最新作楽しみにしています。 (2020年3月25日 21時) (レス) id: a4e8a50c03 (このIDを非表示/違反報告)
名無し40520号(プロフ) - え、なに、え、やばいですかっこよすぎ死にそうです大好きですやばいですメッチャストーリーがタイプすぎます!!!!最新たのしみにしてますあああああああ! (2019年1月11日 1時) (レス) id: 91db3f1e7a (このIDを非表示/違反報告)
爽です。 - 凄い任務の時の夢主ちゃんとおそ松達が凄いカッコ良かったです!更新楽しみにしてます! (2018年9月29日 23時) (レス) id: 77a4c77b8b (このIDを非表示/違反報告)
バニラマイ美 - おそ松兄さんがカッコいいし、任務の時のスリルが凄い! (2018年6月27日 14時) (レス) id: 28cbff60eb (このIDを非表示/違反報告)
芽紅(プロフ) - ここまで読んだんですけどおそ松兄さんがかっこよすぎて泣きました。更新頑張ってください!! (2017年12月10日 9時) (レス) id: f74a647ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白姫 | 作成日時:2015年12月30日 17時