Mafia２６ ページ28
『この変態…』
チョロ松「いや、だから俺じゃないって…」
『皆同じ顔してるじゃない』
ニヤリと笑うと、Aはチョロ松を抜けるために走り出した。
チョロ松「行かせないよ」
チョロ松はAの腕を掴もうとするが、上手く避けられてしまう。
『捕まらないって言ったでしょ？じゃーねー』
全速力で奥へと走っていく彼女を、チョロ松は追いかけはしなかったが
行く先を真っ直ぐに見つめていた。
チョロ松「やっぱり舐められてるね…俺も言ったんだけどなぁ
『できるなら』やってみなってさ」
爽やかに笑う笑顔の裏には、影が隠れていた。
これからが本番だ、と言うように。
『案外簡単に通れた…』
曲がりくねった道を、とりあえず勘で走っている。
しかし、そんな簡単に通れるはずも無い。
松野チョロ松は、松野家三男である。
自称常識人であるが、そんな事は無い。
毒ガスを使用し、マフィアに属している時点で常識人というのはありえないが
それ以上に松野チョロ松という男は…
チョロ松「Aちゃんだっけ？俺を舐めてると後悔するよ。いや、させちゃうよ？」
『！？さっき撒いたはず…』
Aが角を曲がった先には、壁にもたれ掛かったチョロ松がいた。
チョロ松「ん？この建物、俺が設計したんだよねー
抜け道とかトラップとか、地の利って言うの？それは全部俺が持ってるよ
さて、俺の巣から逃げてみなAちゃん？まあ、『できるなら』ね」
松野チョロ松という男は…
常識ハズレの念入りさに、頭脳、正確さを持ち合わせている。
彼は松野ファミリー１の
非常識人である。
チョロ松「サバイバルゲームが好きって言ってたよね？俺もだぁいすきだよ」
整った顔が、不敵に笑う。
ゾクリとした感覚が、Aの背筋を電流のように走った。
Aは反対方向に逃げる。
階段を降りて、右へ左へと曲がり、角をまた更に曲がる。
チョロ松「うん、こっちに来ると思った。待ってたよ？」
なぜここにいるのか、彼の足音は１つとして聞こえなかった。
チョロ松「…いいね、その顔。女の人の怯えた顔、結構好きだよ？」
恐怖、チョロ松の顔は笑っている。逃げなければ捕まる。
この建物全てがチョロ松の「巣」であるなら、速くここを抜け出さなければ…
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こはく - ここまで、この小説読んでみたのですが、面白いし、内容が読んでる人をどんどん引き込んでいくから、最高!こんな小説初めて！最新作楽しみにしています。 (2020年3月25日 21時) (
レス) id: a4e8a50c03 (このIDを非表示/違反報告)
名無し40520号(プロフ) - え、なに、え、やばいですかっこよすぎ死にそうです大好きですやばいですメッチャストーリーがタイプすぎます！！！！最新たのしみにしてますあああああああ！ (2019年1月11日 1時) (レス) id: 91db3f1e7a (このIDを非表示/違反報告)
爽です。 - 凄い任務の時の夢主ちゃんとおそ松達が凄いカッコ良かったです！更新楽しみにしてます！ (2018年9月29日 23時) (レス) id: 77a4c77b8b (このIDを非表示/違反報告)
バニラマイ美 - おそ松兄さんがカッコいいし、任務の時のスリルが凄い！ (2018年6月27日 14時) (レス) id: 28cbff60eb (このIDを非表示/違反報告)
芽紅(プロフ) - ここまで読んだんですけどおそ松兄さんがかっこよすぎて泣きました。更新頑張ってください！！ (2017年12月10日 9時) (レス) id: f74a647ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白姫 | 作成日時：2015年12月30日 17時
