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【Aside】






あれから万斉が剥いてくれた林檎を食べ、

それに負けじとまた子ちゃん剥いてくれた桃を食べ、

更に負けじと梨を剥き始めた万斉を晋助が制止した



幾ら果物と言えど、

流石に病人に食わせる量でも無かったしな




その後また子ちゃんは武市くんに回収され、

万斉も知らぬ間にどこかへ行き今は晋助と2人きり






……あ、そういや






『なぁ、晋助』





高杉「あ?」





『なんでさっき謝ってたん?

途中で彼奴らが来たせいで聞きそびれたけど……』





高杉「別に」





『うわでたエ〇カ様

アンタが何も無く謝るモンでも無いやろ』






窓際で手を組み、壁に寄り掛かっている晋助


気になっていた事を聞いてみるが、

ぷいっとそっぽを向かれてしまった



別に理由くらい教えてくれてもええやんか


そう思ってそっぽを向いた横顔を見詰めていると、

ちらりと此方を向いた晋助と目が合う







高杉「……んな見ても何も言わねェし何も出ねェぞ」






『チッ

……てか、アンタは行かんでええのん?

さっきからずっと此処におるけど』






高杉「万斉の言う商談までは何も無ェ

俺ァ此処が俺の部屋だから此処に居るだけだ」






『え、ここアンタの部屋なん?

医務室とか無いん??』






高杉「………無ェ」






『何今の間

絶対あるやろ、……てか無い方が可笑しい』






高杉「るせェ、運ぶのが手間だったんだよ

いいから大人しく寝てろ病人」






『いや、アンタがいいならいいんやけど……



……まぁ、それなら

ちょっと怠くなってきたしまた寝かせてもらうな?』






高杉「………」







相変わらずそっぽを向いたままだが、

特に何も言わないしいいか




また子ちゃんが掛け直してくれていた毛布を、

首元まで引き上げ目を瞑る








……熱出して寝込むのなんて何年ぶりだろうか



子供の頃、風邪を引いて母に粥を作って貰った記憶から

熱は出していない







『………弱ったな』







熱ってこんなキツい物だったか





そう考えている内に、

思考が睡魔に溶けていった

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岬影 - 明けましておめでとう御座います。。これからも頑張ってください。 (2023年1月1日 8時) (レス) @page28 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - 村瀬さん» ありがとうございます〜!ゆっくり更新していきますので気長にお付き合いください〜 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - バラガキ篇…!更新頑張ってくださいね🤲 (2022年11月13日 12時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:か。 | 作成日時:2022年11月12日 23時

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