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【Aside】
あれから数時間後、夜が明ける頃
『……ふ、珍しく賑わってんなぁ』
廃ビルの屋上で欠伸を噛み殺しながら
眼前の大通りを眺める
行き交う奴らは、どれも見慣れた顔ばかり
百華、誠組、桂一派、柳生一派、そして万事屋
全員が手に厭魅が絵が描かれた紙を持ち、
其奴を探し回っている
まぁ、万事屋3人や土方さん、総悟くん、近藤さん
桂くんに月詠ちゃん、猿飛ちゃん、九兵衛くん
ここの面子は他にも誰かを探している様子
『……自分が出る幕でも無いし
時が来たら奴さんから来るやろうしな』
後ろに倒れ、寝転ぶ
昨日の天気から一転、
空は清々しい程に晴れ渡っていた
『久しぶりだな、ホント
彼奴らが歌舞伎町中巻き込んで駆け回って……』
まぁ5年ぶりならそりゃ久しく感じるか
『……よっこらせっ』
暫しの沈黙の後、勢いをつけて立ち上がる
目は見え辛くなったといえど、
身体が元気なのは有難いな
『さて、どうなるかな……』
けほ、っと一つ咳き込んでから
屋上を後にする
手に吐き出された血溜まりは見ない振りをして
━━━━━━━
Aが去った廃ビル前の大通りにて
沖田「……土方さん
本当にあの人の事、
万事屋の奴らに言わねェつもりですかィ」
土方「少なくとも、
Aが奴を殺したと言ったその意図は言わねェよ」
沖田「……んじゃ、
あの人の身体が今にも壊れそうだって事は」
「……知ってるさ、俺も此奴らも」
沖田「!」
土方「てめぇら、何時からそこに……」
神楽「私はまだAを許してないアル
……なんで一人で行っちゃったのか、って」
新八「Aさんがなんであんな事を言ったのか
僕らはあの人じゃないから分からない
でも、あの人が
この街を、僕達を、そして銀さんを……
とても大切にしているのは知っています
いつも護ってくれていたのも知っています」
銀時「そういうこった
此奴らもちったァ成長してんのさ、
Aに護られるだけのガキじゃねェ」
沖田「……んじゃ、
どっちが先にあの人を見つけられるか
勝負しようじゃねェか、万事屋ァ」
神楽「望むとこアル!定春!!」
沖田「おい犬は反則だろ」
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か。(プロフ) - 村瀬さん» 削除もしくは非公開を求めたところ、削除して頂けるとの事でした。ごご報告ありがとうございました…!! (2022年10月14日 23時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - か。さん» いえいえ、やはりそうでしたか。 タブを残しておいたんですけど、ページが削除されていたので解決されたのでしょうか。もしそうなら良かったです。 続篇、楽しみにしています。頑張ってくださいね (2022年10月14日 23時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - 村瀬さん» コメントありがとうございます。実は私も本日該当する作品であろうものを見つけ、とても驚いているところでした。許可等は一切しておりません。ご報告ありがとうございます…! (2022年10月14日 3時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - 初コメ失礼致します。陰ながら応援させていただいた者です。 じつは、この作品と似た内容の作品を発見しまして、許可を得た上での参考なのだろうか。と疑問に思いコメントさせて頂きました。必要であれば作品名も記載しますので、お返事待っています (2022年10月13日 23時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - mikaさん» ありがとうございます〜、続編はもう出来上がっているので、お休みが終わったら順次公開していきます✨️それまでお待ち頂けると幸いです。 (2022年10月7日 13時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:か。 | 作成日時:2022年8月28日 15時