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【Aside】






あれから数時間後



あたりも少し橙色に染まり始め

夕暮れに照らされる桜も一味違った美しさを放つ


あれだけ騒いでいた一同も

騒ぎ疲れていたり酔い潰れていたりで大半がダウン



昼間と違い少し静かになっていた





『ん〜、

この夕暮れの桜を見ながらの酒もまた格別やな』





今年最後になるであろう花見酒の、

最後の一杯を1人ゆっくりと嗜む


花見は何回も行く様なものでもないし、暇もないだろう


それに桜は散るのが早い

今日辺りが一番綺麗に咲いているのではないだろうか






銀時「おいおい、まだ飲んでんのかよ」





ぐいっと酒を煽っていると、

そこら中に転がる酒瓶を避けながら旦那が横に座る





『これで最後やで

にしても、起きてたんやな


あんだけ酔ってやん』




銀時「割と寝たからな

つーかおめェは酔ったりしない訳?」




『元々そういう体質やし、情報屋やからな

酒に酔って間違って情報吐くとか笑えんしなぁ


スピ〇タス100杯ぐらい飲まんと酔わんかもしれへん』




銀時「いやなんの拷問???

その前に死ぬわ普通


つーかなんで情報屋なんかやってんだ、お前?」




『情報って高く売れるからな、儲かるんよ』




銀時「へぇ、じゃあ今度なんか奢れよ」




『なんでそうなるんや

旦那は神楽ちゃんやん、新八くんに食わせたれ』




銀時「……」




『そこは返事だけでもしてくれへん?

結構不安なんやけど……』






返事を返さない男にため息が出そうになる

本当に大丈夫なのだろうか、あの二人は……






銀時「おい、俺にも一杯くれ」




『ええけど、酔わんといてな?

めんどくさいんのは嫌や』




銀時「はぁ?

一杯ぐらい余裕だっつーの!!」





と言いながら、手にあったコップを奪われ、

並々と入ったお酒を飲み干す旦那






『あ、旦那、それウィスキーの原液や

まだ水で割ってないで?』






度数の高い酒は最後に取っておいたのだ





銀時「あぁン?

まだまだおれぁいけるぞぉ〜ぉ……」





そのままぶっ倒れた

数秒で寝息が聞こえてくる






『……即落ち二コマやないかい』






こうして賑やかな花見は幕を閉じた















銀時「頭痛ぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!

何コレッッッ!?割れるゥゥゥゥ!!」




新八「二日酔いでしょ完全に」



神楽「ハメ外しすぎアル、バカだナ」

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作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時

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