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14 祭り篇 ページ15

【Aside】






花見の季節がすぎたと思えば、

今度は夏祭りの季節がやってきた






『源外、ねえ……』





最近、万事屋に行くと毎回お登勢さんが愚痴っている

騒音が凄くて近所で揉めてるらしい






『源外、鬼兵隊……夏祭り』






近々祭りがあるのだが、


とっつぁんから


''その祭りに将軍が参加するから

テロや犯罪が起こらないか徹底的に情報を集めろ''


と依頼が来たのだ




幾らか情報を手に入れたが

内容を確認し、なんともいえない気分になる


平賀源外の過去や息子の事


……とりあえずとっつぁんに連絡しよう






『もしもし、とっつぁん?』




松平「おお、どうしたァ?

なんか見つかったかァ?」




『鬼兵隊が動くで

やから、警備しっかりしといた方がええな


ま、万に一つも将軍が死ぬことはないと思うんやけどね』




松平「わかったァ、アリガトよォ

真選組も出動させらァ」




『ほい、頑張ってな〜』




松平「あ、せっかくだからお前もこいよォ

将軍が参加するってんで、豪華になってやがるぞォ」




『ん〜、暇だったら行くわぁ』




松平「おお、じゃあな

またよろしくぅ〜」






とっつぁんとの電話を終え、

電話をする為に入った路地から出ようとする




だが、

背後から腕を捕まれ、路地に引き摺りこまれた






『……電話する前から何となく気配はあった

まさか干渉してくるとは思わんかったんやけど』






手首を拘束され、

壁にうつ伏せのように押し付けられた



顔を横に向け、

押さえつけてきた相手に向かって声を掛ける







『いきなり大層なご挨拶やなぁ


鬼兵隊総督、高須晋助』






ちらりと見遣れば

その男、……高杉は少し口角を上げる






高杉「見事なもんだ

お前今の一瞬で俺の顔見てねぇだろ?よく分かったな」




『舐めてもらっても困るしな

んで、なんの用や、総督サマ?』




高杉「唯の物見遊山さ、……噂の情報屋サマのなァ



……だが、まだ情報屋を始めたばかりの頃

お前ェの力量を知らず、

こうして狙う輩が多かったらしいじゃねーか」






ギリギリと手首に込められる力が強くなる







高杉「……お前ェはどうやってか拘束から逃れ、

その後、手ェ出してきた奴らを手当り次第に潰す」




『……へぇ、よう知っとるな?

でもな、残念ながら今はそこまでの獣やないわ』






睨み合い

瞳に映るのはドス黒い殺気

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作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時

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