54 駆け抜けろ 力を出して ページ7
昨日は結局タチフサグマの胸で眠りについてしまい、ネズに叩き起された。言葉こそ優しかったものの、あれはちょっと怒ってる。私たちの体重がネズにもかかっていたはず。もうしません。
そんでもって今朝もネズは私を目覚めさせた。それも私の耳元でいい声を使ってね。あれはダメだと思います。
ネズより早くベッドに入ったはずなのにネズより眠っていたなんて……ダメよネリネ、しっかりしなさいよ。今日はセミファイナルトーナメントよ。マリィもホップもユウリも出場するんだよ。
ロンド・ロゼからシュートスタジアムまではモノレールで一瞬なのだが、焦りは禁物だ。ここでボールを忘れてしまえば万が一のことがあった時に対処できない。いつもネズがいる訳じゃないからね。自分の身はジムリーダーで守らないと。私だって、強くなれたんだ。
モノレールの駅から体を乗り出してみるとシュートスタジアム周辺は人で溢れていた。それはもう人がバチュルのように小さく見えた。物販もすごい並んでる。
エレベーターから降りて人の圧をとても感じた。ライブの時以上じゃん。さすがポケモンリーグ。規模が違う。公式グッズも売ってるんだ。もしかしてジムリーダーも？ルリナさんもネズもあるのかなー。
「ネリネ、考え事してるとぶつかりますよ」
「大丈夫だって。それより、これ中入るの時間かかりそうだね」
「まぁ、そのうち入場できますよ」
***
かなり時間がかかったが何とかスタジアム内に入ることができた。辺りはほぼ満席で、ジムチャレンジの人気ぶりが窺える。
トーナメント表によれば初戦からマリィとユウリが戦うようだ。最初からクライマックスじゃん。どちらとも関わりがあるが、やはりマリィを一番応援したい。ネズは私よりそう思っているだろう。大切な妹の初めての大舞台だ。誰よりも不安でいっぱいだろう。固唾を呑んで私たちはコートを静かに見守る。
「ジムチャレンジを突破したジムチャレンジャーたちによるセミファイナルトーナメントです！」
アナウンスが入り、人々は興奮を抑えられないようだ。今、ここは世界で一番熱い場所だろう。
「ジムチャレンジャーが入場します！！」
55 ロンドを 止めないで→←53 ブロッキングは 使いよう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊万里(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ないですが知らないアニメですね。 (2021年4月5日 0時) (
レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年4月3日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
伊万里(プロフ) - 星猫さん» REBORN、天デ部、アニポケ、ヘタリア、ジョジョ、SideM、ドクストとか色々あります。今パッと思いつくのでこれくらいですが多分もう少しありますね。 (2021年3月27日 21時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 伊万里さん» 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月27日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼＆銀狐(プロフ) - 伊万里さん» ポケマスのI.D.です！ 1210-0027-9994-1592です！！このI.D.をポケマスで友達検索のところでうってくれれば友達なれます！！ (2020年7月15日 18時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊万里 | 作成日時：2020年3月6日 9時
