53 ブロッキングは 使いよう ページ6
ボールを力強く空に投げるとスーパーボールからはニンフィアがリボンのような触角をはためかせて地面に着地した。ダークボールからは両手を高らかに上げて元気なことを示すようにストリンダー飛び出てきた。
外に出られたのが嬉しいのか、私にしがみつてきた。いつもより力強いな。
ストリンダーを瞥見してニンフィアは足元に寄り添ってきた。進化してもこういうところはイーブイの時と変わらないな。
「こらこらストリンダー、少し力を緩めなさい」
ネリネが潰れてしまいます、と穏和に止めてくれた。ジムリーダー兼シンガーだからなのか、ネズはあくタイプだけでなく、音を使うポケモンの扱いが上手だ。それが自分のポケモンでなくても。
これはネズから聞いた話だが、ワイルドエリアに行くと必ずと言っていいほどマッスグマとジグザグマにタックルをお見舞いされるらしい。これもジムリーダー補正か？ と思ったが、きっとネズの髪もあるだろう。その見た目じゃ、仲間に間違えられるよ…… 私だったらそうする。
ポケじゃらしで遊び始めると同時にネズはタチフサグマを繰り出した。ニンフィアとストリンダーへポケじゃらしを振るときはいつも通りでいいのだが、タチフサグマには注意を払わなければならない。あの子は本気で腕をぶつけてくるからだ。
ネズはタチフサグマのブラッシングを始めた。彼のその腕前はプロレベルだと私は思っている。二人の付き合いの長さもあるんだろうけど。
「ん、どうしましたか」
「いや、気持ちよさそうだなぁって」
だってタチフサグマ、目を細めて受け入れているし。そんな顔されちゃ、見ちゃうでしょ。ニンフィアを膝に乗せてベンチに座るネズを見上げる。
「それは嬉しいですね。おれの自慢のメンバーですから」
今夜は仕上げの稽古になるだろう。彼らが積み重ねてきたことを知っているから最後までやり抜いてほしい。きっとネズも、他のジムリーダーもそうだろう。私は皆の健闘を祈るようにタチフサグマに抱きついた。もふもふ、気持ちいい。
「二人とももふもふしてみ？最っ高だよ」
タチフサグマは嫌がる素振りを見せないので続行した。ストリンダーといい、なんでポケモンって触り心地いいんだろうね。
「おい、ネリネ、寝るなよ。寝るなよ！」
「寝ないよー。堪能してるだけだって。ブラッシングの邪魔かなぁ……」
「まったく……そのままでいやがれ」
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伊万里(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ないですが知らないアニメですね。 (2021年4月5日 0時) (
レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年4月3日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
伊万里(プロフ) - 星猫さん» REBORN、天デ部、アニポケ、ヘタリア、ジョジョ、SideM、ドクストとか色々あります。今パッと思いつくのでこれくらいですが多分もう少しありますね。 (2021年3月27日 21時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 伊万里さん» 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月27日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼＆銀狐(プロフ) - 伊万里さん» ポケマスのI.D.です！ 1210-0027-9994-1592です！！このI.D.をポケマスで友達検索のところでうってくれれば友達なれます！！ (2020年7月15日 18時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊万里 | 作成日時：2020年3月6日 9時
