【番外編】テンサイのかくし事�� ページ43
それにホップは自身の目でしっかり捉えていた。彼が声をかけた時、ビートがスマホロトムを濃いピンク色のコートに入れていたのだ。ビートに限ってそういったことはないと思うが、人間隠されては気になってしまう。
「なぁビート、今何持ってたんだ？」
「あなたには関係ないでしょう」
もういいです、と今にも立ち上がりそうなビートを見て本気で煙たがらせてしまったとホップはまずいと思った。しかしビートとホップの間を和ませるとまではいかないが、机の上に置かれたワイヤレスイヤホンからのシャカシャカシャカという音が聞こえる。それがビートのものと分かった時、二人の間に何処よりも静寂が訪れた。
「ビート、音漏れてるぞ」
沈黙をきりさくようにホップが声を出せば、こうそくいどうを重ねたポケモンのようなすばやさでビートはスマホを取り出した。もう怒っていないようだからあまり気にせず言葉を続ける。
「ビートがイヤホンで音楽聴いてるなんて意外だぞ」
「ハァ？ ぼくだって人並みに音楽は好きですよ。まぁよく聴くのはネリネの曲ですけどね」
「ネリネってこの女の子か？」
ビートの左手にあるスマホを指さしそう尋ねる。パッと見た感じでは自分たちのように見える。
「あなた、ネリネのことを知らないんですか！？」
「……もしかしてすっげー有名人だったか？」
「有名人、とまではいきませんが今話題の超新星ですよ？ 最も、ぼくは彼女のことをずっと前から知っていますし、生で歌も聞いたこともありますからね」
直接スパイクタウンへは赴いてはいませんが、ネットで物販もありましてランダムブロマイドももちろん購入しました。この写真慣れしてない感じがあの頃を彷彿とさせるんですよ。
「ホップくん、聞いてましたか？ ですからネリネは素晴らしい人物というわけです」
ビートの話す圧がこれまでよりも強く、あまり頭に残らなかった。しかし――
「まとめると、ビートはそのネリネって子のことがめちゃくちゃに好きってことだよな！」
思ったことをそのまま言ったホップ。だがビートは俯いたまま何も言わない。どうしたんだ？ と呼びかければ、顔を勢いよくあげた。彼の顔をカジッチュのように赤く染まっている。
「そ、そうですよ。ぼくはずっと昔から……はたまた初めて会った時から……すき、なんですよ……！」
ホップはここで全てを察した。ビートが隠し通そうとするならそれに従おうと思ったのだった。
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伊万里(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ないですが知らないアニメですね。 (2021年4月5日 0時) (
レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年4月3日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
伊万里(プロフ) - 星猫さん» REBORN、天デ部、アニポケ、ヘタリア、ジョジョ、SideM、ドクストとか色々あります。今パッと思いつくのでこれくらいですが多分もう少しありますね。 (2021年3月27日 21時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 伊万里さん» 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月27日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼＆銀狐(プロフ) - 伊万里さん» ポケマスのI.D.です！ 1210-0027-9994-1592です！！このI.D.をポケマスで友達検索のところでうってくれれば友達なれます！！ (2020年7月15日 18時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊万里 | 作成日時：2020年3月6日 9時
