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84 ビーツの黙示録――8* ページ37

「もしかして、もしかしてですよ、いまごろ助けに来たとか? そもそもエリートのぼくにサポートは必要ないのに?」

 ビートはわざとらしく質問を投げかけ顎に手を当てる。確かに彼の実力は確かなもので『エリート』と形容するのにふさわしい。この場で唯一在りし日のビートを知っているネリネは過去に思いを馳せる。誰よりも強くなって皆を守ったんだね、とネリネは慈愛に満ちた眼差しをビートに向ける。

「ビートったら相変わらずね。 私たち心配してきたんだよ?」
「あぁネリネ! あなた一人でしたら今すぐにお話したいことがあったのですが、生憎そうはいきません。少し待ってもらえませんか? ぼくには果たすべきことがあるのです」

 彼の表情は真剣そのものであった。かつてのビートならばネリネへの要件を優先していただろう。きっとそれよりも大切なものなのだろう、と彼の意志を汲み取りネリネは小さく頷く。彼女を瞥見してビートは独白を始める。

「オリーヴさんにだまされていいように使われてきたぼく……。いまこそ自分の生き方は自分で決めるのですよ!」

 バラの棘のような呪縛から解放され、寄り道をしながらも真っ直ぐに育ったビートはもうサイズの合わない愛なんていらない、と呪いを投げ捨てたのだ。
 ビートはもう迷わない。自身の意志の限りに生きてゆく。
 ネリネはそれを感じ取っていた。嬉しくも思うが、やはり寂しくもなる。それでもビートの決めた道ならばどこまでも応援してあげたいとも考えていた。

「てはじめにユウリさん、ぼくと勝負すべきです!」

 そんなことやってる場合では無いとホップは止めるが、ビートは決して考えを覆さない。
 鶴の一声のように外野から威厳と落ち着きを加えた声が五人の耳に届く。
 騒ぎを聞いたポプラがゆっくりと中心へとやって来た。

「クイズ全問正解のぼうや、生き急いでちゃダメさ。ビートはダイマックスポケモンを一人で三匹も鎮めた……。あんたらに時間をプレゼントしたようなもんさ」

 そもそもビートの人生に他人が口を挟むのはなしさ。もっともあたしはめちゃくちゃ影響を与えてやったけどね! とポプラは笑いながらそう言い、ビートは頭を抱えた。
 苦労してるんだね、とネリネは苦笑する。それでもそこまで嫌がっていないことにネリネはもちろん気づいていた。

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伊万里(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ないですが知らないアニメですね。 (2021年4月5日 0時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - トランスフォーマープライムは知ってます? (2021年4月3日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
伊万里(プロフ) - 星猫さん» REBORN、天デ部、アニポケ、ヘタリア、ジョジョ、SideM、ドクストとか色々あります。今パッと思いつくのでこれくらいですが多分もう少しありますね。 (2021年3月27日 21時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 伊万里さん» 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月27日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼&銀狐(プロフ) - 伊万里さん» ポケマスのI.D.です! 1210-0027-9994-1592です!!このI.D.をポケマスで友達検索のところでうってくれれば友達なれます!! (2020年7月15日 18時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊万里 | 作成日時:2020年3月6日 9時

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