80 ビーツの黙示録――4 ページ33
あまりにもミラーコート状態だったため、思わず身を乗り出して突っ込んでしまった。その所為か特殊スーツ二人組の視線を一点に集中させてしまった。
「おやおーやあなたは……」
「兄者、彼女はもしやもしや……」
品定めするような二人の目。あまり心地よいとは言えないそれに当てられ、私は何もできなかった。人に注目されることは過去に何度もあったが、今回は違う。物珍しいものを見るような四つの碧眼。何か言い返さないと、と思っても喉からは枯れた声しか通らない。どうしてここまで彼らに得体の知れない恐怖を抱いているのか考えても分からず、それがまた悔しくて拳を握りしめるほかなかった。
「失礼な人は信用されませんよ？ それに、その目、やめていただけません？」
ネズの込める力が変わった。近くにいたユウリも支えるように私の腕を掴んでいる。
「そこのアナタ、いいんですか？仮にもワレワレと同じでしょうに」
「な、なんのこと……」
「その様子では知らないようですね」
「セレブリティなワレワレと共に歴史の証明をするのです」
「一緒に来ませんか？」
私の目の前にいつの間にか現れた二人はご丁寧にお辞儀をして手を差し伸べてきた。ネズはそれを許さぬよう自身が壁となり彼らを睨みつける。
私にはそれに応える理由がないからと朧げな意識で首を振れば彼らはつまらなさそうに別の話題を話し始めた。
ザシアンとザマゼンタの本性を暴いてやる、とか色々言っているが、そんなもの耳から耳へ通り抜けてしまう。
彼らはまたポケモンをダイマックスさせるためにどこかへ向かうらしい。まだ行かせてはならない。私には聞きたいことがある。がたがた震える体を押さえつけ、声を張り上げる。
「ま、待ってよ！私があなたちと同じってどういうことなの！ 私、あなたと会ったのは今日が初めてだもの。あなたと同じなわけない！」
体の震えはまだ止まらない。しかしこのまま行かせるわけにもいかない。
「ネリネ、ホップ、落ち着きなよ。今のきみたちはノイジーだね」
「で、でもアイツらが逃げちゃうぞ！」
「私、あの人たちに聞きたいことがッ！」
「トラップの可能性もあります。不用意に追うのは反対ですね。
それにまだ彼らがきみと関わりがあるとはまだ確実に証明することはできません。錯乱させるための言葉かもしれません」
確かにまだ確証があるとは言いきれない。ネズの言葉で漸く落ち着けた。
「それでオーケー。少しクールにおなりなさい」
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伊万里(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ないですが知らないアニメですね。 (2021年4月5日 0時) (
レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年4月3日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
伊万里(プロフ) - 星猫さん» REBORN、天デ部、アニポケ、ヘタリア、ジョジョ、SideM、ドクストとか色々あります。今パッと思いつくのでこれくらいですが多分もう少しありますね。 (2021年3月27日 21時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 伊万里さん» 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月27日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼＆銀狐(プロフ) - 伊万里さん» ポケマスのI.D.です！ 1210-0027-9994-1592です！！このI.D.をポケマスで友達検索のところでうってくれれば友達なれます！！ (2020年7月15日 18時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊万里 | 作成日時：2020年3月6日 9時
