77 ビーツの黙示録――1 ページ30
女王様は突如現れ私たちに襲いかかってきた。これは私の比喩ではなく、フルーツポケモンのアマージョがターフスタジアムにダイマックスしていきなり参戦してきたのだ。
先日、ネズに誘われヤローさんとのエキシビションマッチの観覧にやってきた私は一番良い席で二人のバトルを見守っていた。どちらも譲らぬ手に汗握る戦い。観客の声援に応えるように両者とも激しい技の出し合い。ネズとヤローさんのどちらが勝つなんて全く分からない。二人のポケモンの技がぶつかり合い、凄まじい轟音が鳴り響けば視界が煙で遮られ何も見えなくなった。今のはストリンダーの急所に当たったんだろうなどとバトルについて思案して視界が良好になるのを待っていた。
「違う、これはオレたちのポケモンじゃねえ！」
ネズが持つマイクからハウリングと共に焦る声が聞こえる。
「皆さん、エキシビションマッチは中止です。どうか落ち着いて近くのスタッフの指示に従って避難してください。決して焦らないでください」
ヤローさんの落ち着いた声もどこか焦りを持っている。これはただ事ではない、と気づいた時にはもう遅かった。アマージョがスタジアムで暴れていた。しかし変だ。アマージョはヤローさんの手持ちポケモンではない。それにアマージョも苦しそうに見える。
「危ないッ！ネリネッ！」
いきなり現れたアマージョについて考えてしまえば様々な仮説が浮かび上がる。何者かの攻撃か野生のポケモンの乱入、それともまた別のものか。危険だと分かっていても足がすくんで動かない。私、怖いんだ。
強い力で誰かに腕を引かれ、振り返れば私が数秒前まで立っていた場所にはダイソウゲンが放たれていた。
「ヒヤッとしたんだぞ……ネリネ」
「ホ、ホップ、ありがとう……どうしてここに」
「そんなのは後で説明するからとにかくオレに着いてくるんだぞ！」
ホップがいなければどうなっていたんだろう、と考えてしまえば恐ろしくなったのでやめた。本当にホップがいてくれてよかったと思いながらまだ震える手を抑えてターフスタジアムを去った。
「大丈夫か？ほら震えてる」
「え？うん、大丈夫だよ。それより、どうしてホップはここに？」
事のあらましをホップから全て聞いてみれば事態は少し厄介なようだった。
こんな大事になっているのに、私のことで皆を煩わせる訳にはいかないよ。私にはニンフィアもストリンダーもいる。大丈夫、と自分に言い聞かせるしかほかなかった。
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伊万里(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ないですが知らないアニメですね。 (2021年4月5日 0時) (
レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年4月3日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
伊万里(プロフ) - 星猫さん» REBORN、天デ部、アニポケ、ヘタリア、ジョジョ、SideM、ドクストとか色々あります。今パッと思いつくのでこれくらいですが多分もう少しありますね。 (2021年3月27日 21時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 伊万里さん» 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月27日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼＆銀狐(プロフ) - 伊万里さん» ポケマスのI.D.です！ 1210-0027-9994-1592です！！このI.D.をポケマスで友達検索のところでうってくれれば友達なれます！！ (2020年7月15日 18時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊万里 | 作成日時：2020年3月6日 9時
