61 超能力使い 妖精使い ページ14
二人がダンデさんさんを連れて帰って来たのは案外早かった。しかし、随分と疲れているようだった。翌日はファイナルトーナメントなので心配だが、チャンピオンがいるなら問題無いだろう。
ダンデさんの提案で、ディナーはユウリたちと摂ることになった。さすがチャンピオン、美味しい料理ゴチになりました。
***
大波乱から一夜明け、太陽も西に沈もうとしている。ネズはファイナルトーナメントのため、先にスタジアムに向かった。チャンピオン ダンデに挑戦するために本気のジムリーダーたち、さらに昨日のセミファイナルトーナメントで優勝したユウリがしのぎを削り合う。
私は先に客席に座って待っていた。マリィはアニキとユウリに声をかけてから向かうと言っていた。ネリネもと誘われたが、私は選手でもなんでもないのでやんわりと断った。そもそも控室に入れないと思うけど。そう言うとマリィは不満そうな顔をしていた。
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開会式が始まる。いつかの私は言っていた。心が踊るバトルが見たい、私のハートをヒートさせてほしい、と。まさに今がその時ではないだろうか。
「あらためて 名乗ろう
オレは チャンピオンの ダンデ!
わけあって リーグ委員長の 代わりを させてもらう
ガラルの ポケモントレーナーを より 高みに 連れていくために!
なにより オレのために 最強の チャレンジャーを 決めてくれ!
さあ! いま ここに宣言する ファイナルトーナメント 開催だ!」
チャンピオンがカメラに向かって指を指すと観客が湧き上がった。私もマリィも周りに負けずに声を張り上げる。ホップにそっくりの笑みを見せて、ダンデさんは一度ステージから姿を消した。
手元のパンフ手元を確認すると初戦はユウリとルリナさんだ。どっちも好きだけど、ユウリを応援することに決めたのよ!あー、でもルリナさん今日も素敵だなぁ。
「待ちなよ!」
突如、むかし聞いたことのあるような、その時より大人になった声がスタジアム全体に広がった。私は顔を上げるのが怖くなった。__どうして? 何を迷っているの?
「みなさま よろしいでしょうか
ぼくを 覚えているでしょうか
ジムチャレンジ 無念の リタイアと なった ビートです!」
ゆっくりとスタジアムに目を向けると、見覚えのあるユニフォームを着た、少年から青年へと変わった彼が観客に向けて声をあげていた。
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伊万里(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ないですが知らないアニメですね。 (2021年4月5日 0時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - トランスフォーマープライムは知ってます? (2021年4月3日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
伊万里(プロフ) - 星猫さん» REBORN、天デ部、アニポケ、ヘタリア、ジョジョ、SideM、ドクストとか色々あります。今パッと思いつくのでこれくらいですが多分もう少しありますね。 (2021年3月27日 21時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 伊万里さん» 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月27日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼&銀狐(プロフ) - 伊万里さん» ポケマスのI.D.です! 1210-0027-9994-1592です!!このI.D.をポケマスで友達検索のところでうってくれれば友達なれます!! (2020年7月15日 18時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊万里 | 作成日時:2020年3月6日 9時