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°+*-story...3-*+° ページ4

「その子、誰?どうしたの?」


その女の子は傷だらけで、私が近付こうとすると、


「来ないで!」


肩を震わせた。
酷く、私に怯えている様だった。


「こんなことをしたのに覚えてないの?とぼけないでよ。というか何なの?傷付けた子の名前も分からないなんて。その子誰って……ふざけないでよ!」


モモが言った。私はしてないのに。ふざけてるのはどっちよ。


「私が傷付けた?馬鹿言わないで」
「そうです。Aさんは、そんなことする人じゃありません」


エネちゃんは、どうやら私の味方の様だ。


「だから何すか?こんなに小さい子が、嘘吐く訳ないっす。ふざけんなよ」


確かにあの子が嘘を吐いている様には、私にも見えない。だけど……


「ふざけてるのは……!」
「ふざけてんのはどっちだよ!?さっきから屁理屈ばかり並べやがって、意味分かんねぇんだよ!!」


……シンタロー。貴方も私の味方なんだね。ありがとう、2人共。

でも、

私の味方につくと、危ないんだよ……ごめんね……


「屁理屈並べてんのはそっちだろ!?」


セトが、シンタローの胸ぐらを掴む。あんなに暴力的なセトは初めて見た。でも、シンタローも負けずにセトを睨む。
するとセトは、両目を見開いて、


「……すみませんっす」


そう言うと、どこかへ行ってしまった。
気にはなるけど今は……


「私は、何もしてないから」


真実を、伝えなきゃ。

°*__°*__°*__°*__°*__*__°*__°*__°*__°*__°*

「嘘を吐く」と書いて、「うそをつく」と読むんですよね!

°+。*°*-setting-*°*。+°→←°+*-story...2-*+°



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作者名:猫目大好きカノLOVEユウカ@ミヤビ | 作者ホームページ:http://なにそれオイシイノ?  
作成日時:2014年8月23日 17時

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