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セトを探してくる
そう言うと、シンタローとヒビヤ君は顔を曇らせた。エネちゃんは俯いたままで。仕方ない。セトはシンタローに……
「A姉にあんなことを行ったセトを探して何か良いことでもあるの?」
確かにヒビヤくんの言う通りだ。だけど、私にとってセトは、大切な家族だから。放っておくことは出来ないんだ。
それでセトに信じてもらおうとは思ってはいない。でも、もしかしたら私達のことを信じてくれるかもしれない。そんな心がないといったら嘘になる。
「セトは確かに私達に酷いことを言ったかもしれないし、したかもしれない。だけどこれで信じてくれる可能性も否定は出来ないでしょう?
卑怯かもしれないけど、セトを探して、必ず見つけてくるよ」
そう言うと、シンタローは表情を緩めた。
「お前らしいな。でも、確かにそうかもしれない。必ず見つけて来いよ」
ヒビヤくんはまだ納得いっていない様子だけど、何を言っても私がセトを探しに行くのは変わらないと分かっているのか、止めることはしなかった。
「分かった。絶対に見つけてくるよ、ありがとう。シンタロー、ヒビヤくん。行って来ます、エネちゃん」
私はそう言って部屋の外に出た。口からは自然と笑みが溢れていた。
絶対に見つけなきゃ、セトの為に。何よりも、私達の為に。
……はは、やっぱり私って、卑怯だよね___________
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作者名:猫目大好きカノLOVEユウカ@ミヤビ | 作者ホームページ:http://なにそれオイシイノ?
作成日時:2014年8月23日 17時