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手当をした相良を放置し赤廉価の倉庫へと向かった
するとそこでは三橋と智司が睨み合っていた
そしてそこに理子の父、哲夫が止めに入ってきた
三)お父さん!
哲)金髪、お前にお父さんと言われる筋合いは無い
そして同じタイミングで理子がAに気付き声を上げた
理)Aちゃん!
貴)あの...何これ...
Aから見れば開久の番長に知らないおじさんが立ち向かおうとしている
理)あのね、お父さんなの
貴)あ、そういう
このおじさんが誰なのかと言う事は腑に落ちたが
哲)そこの彼女、君は開久の生徒かな?
貴)あ、はい...
哲)そうか...分かった...
何が分かったのかは知らないがこんなおじさんが智司に勝てるわけがない、それだけは知っていた
哲)さて...
子供の喧嘩に親が出ちゃダメでしょうよとか
女が男の喧嘩に口出しちゃダメでしょうよみたいな格言もあるが私もこの金髪に恩が無い事も無い
そしてそこの彼女も君の事を思って止めに来たのだろう
あながち間違ってないがまるでAが智司を好きなように聞こえてしまい智司や他のこの場にいた学生達はAをバッと振り返りAは慌てて下を向いた
哲)何かまずい事を言っただろうか
まぁいいだろう...赤坂流道場の道場主が相手だ
理)お父さん頑張って!
三)いやお父さんあの…
哲)もとより武術とはこのようなケンカに用いられるものではない。
しかし正義の鉄拳という言葉があるように...
タ〜〜イ!!
じぇじぇじぇ〜い!!
哲夫の腹にワンパンを見舞った智司は低い声でこう告げた
智)邪魔だ爺
しかし一向に倒れず効いたようには見えない
すると哲夫は笑い始めた
哲)ハッハッハッ...
この程度の突きで私を倒せると思ったか?
流石に驚きを隠せない智司
智)何?まともに入ったぜ?
哲)ハッハッハッ...アアア〜アアア〜アアア♪
.....入った...確かに入った...
しかしいったん後退したと見せかけて倒れる
哲夫は伊藤たちの元まで何事も無かったかのように戻るとわざとらしく倒れた
お父さん!と駆け寄る理子を見て突っ込む三橋
それを見て更に驚いているA
貴)智司の突きを食らって立ってられるなんて...
信じられない...
しかし次の瞬間三橋が智司に蹴りを入れ
突然の事過ぎてAは唖然としていた
三橋は簡単にやられてしまうと思っていたがしぶとく食らいついている
三橋の行動に驚いてばかりだ
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青龍 葵(プロフ) - 更新を楽しみにしてます! (2021年5月6日 17時) (レス) id: e10675e39d (このIDを非表示/違反報告)
とっても面白いです!更新待ってます! - はる (2020年7月9日 7時) (レス) id: a83cfc8336 (このIDを非表示/違反報告)
SHINO - めっちゃ面白いです更新まってます!めっちゃ (2019年10月5日 0時) (レス) id: 5129f74190 (このIDを非表示/違反報告)
KYamasita0409(プロフ) - この小説すごく面白いです!そのうち相良くんとも普通に仲良くなれたらいいなwwこれにはオチとかありますか? (2019年4月16日 12時) (レス) id: 0e985037ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鬼姫 | 作成日時:2019年2月18日 11時