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旅行.3 ページ29

中也side

「A…!布類は湯に付かぬのじゃ!」
隣の女湯から姐さんの声が聞こえて来る。

「A!髪は結ばなければいけぬ‼︎此方へおいで」



「……大変そうだねぇ…紅葉君。」


「A!一緒に入りましょ!凄く深いわ!」
『え、嗚呼うん。』


「…この壁大丈夫かい?露天風呂とはいえ…聞こえ過ぎ。」

‥‥太宰に少し共感だ。


先程なんて、勢い良くお湯の蛇口を回したのか『あっっっつ!!!!』というAの心からの叫び声が聞こえた。
ついでにその後の姐さんのAを叱る声も聞こえた。


『……森さーん。エリスの髪梳かし難いんだけどー!』



他の客もいる中で堂々と話しかけて来る始末。
確かにエリス嬢の髪は梳かし難そうだが。

「…頑張ってくれ給え」
小声で答える首領。

『チッ』舌打ちが聞こえて来る。

あの小声が届いたんだろうか。


俺はサッと体を洗い、湯船に浸かる。
「あ゛〜気持ちいい……」

「まるで中年(オッサン)だね中也。」
「あぁ゛⁉︎五月蝿ェよ万年包帯野郎‼︎」

「下手に動くとAちゃんに丸聞こえだって忘れちゃ駄目だよ?」

「あぁ゛?…そりゃ如何いう意味だよ」

動き一つが聞こえる訳ない。
ましてや他の客も居るんだ。


「Aちゃん。私と同じ自動発動型だからね。抑えているだけで。大体全部聞こえている訳。」

「…足音とかもか?」

「勿論。Aちゃんからしたら音だけで動きを予測するなんて簡単だろう。だから君の体の厚さ程度バレ…」
『太宰君…其れ。聞こえる様に言うのはセクハラだぞ‼︎』




「‥‥‥何で手前の声まで届いてんだよ。異能は効かねぇ筈だろ。」
一応小声に心掛ける。


「Aちゃんの異能は音源からじゃなくて空間から音を聞いてるからさ。」

「‥‥?理解り辛ェよ。はっきり言いやがれ。」

「だぁかぁらぁ、音源を取り除いた後も空間に残る音だけで音を聞き取れるって意味だよ小学生。」



「‥‥‥手前‥取り敢えず殴んぞ」

「嗚呼‥蛞蝓には難しかったよね?ごめんごめん、忘れて良いよ。君の小さな脳じゃ容量を取ると思うから。」
「五月蝿ェ糞鯖。」

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ましまろ(プロフ) - 駄作上手さん» すみませんありがとうございます……!!!!!!!私も楽しかったです!!! (2023年2月12日 13時) (レス) id: b1e5bc5dab (このIDを非表示/違反報告)
駄作上手 - ましまろさん» ましまろさん‥すみません!!!とっても楽しかったし!見ててにやっとするトークを消させて頂きました!(あ、作者はスクショしてます)チャット‥禁止なので‥(あれはチャットだったのかな‥?) (2023年2月12日 1時) (レス) id: d00a338de4 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ(プロフ) - ……(名前を)呼ばれちまった喜びにッッッ……(遺言) (2023年1月23日 7時) (レス) id: b1e5bc5dab (このIDを非表示/違反報告)
駄作上手 - 陵香さん» な、名前は‥‥呼ばれているのでは‥?すみません、解説お願いします!理解したらすぐ書くんで!!王様ゲームの方は承りました!!最高なんて‥照れちゃいます((きもっ)ありがとうございます!嬉しいです!! (2023年1月23日 1時) (レス) id: d00a338de4 (このIDを非表示/違反報告)
陵香 - あ“ー最高。、、、 皆に王様ゲームとか 名前呼ばれだぁ”ぁ"ぁ"ぃ"! 闇太宰さん好きだ、、(((急な告白許してチョッ (2023年1月22日 23時) (レス) @page42 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:駄作上手 | 作成日時:2022年12月19日 19時

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