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帽子with姉さん.2 ページ21

中原君は私を引き摺りながら帽子屋の前を通るとさりげなく視線を向ける。

気づいてないと思っているのか、はたまた私に姉さんに"自由時間の要求"をアプローチしろという無言の圧力なのか。



「…おい」

振り返った中原君と視線が交差する。
「手前何時まで俺に引き摺られてる心算だ?」

『………そんなの君が私の部屋のドアを壊して連れ出したんだから仕方なくない?私自分で歩かないし、手を離されれば脱走するよ。』

「…手前が歩けば順次解決なんだがな。」

『君が異能で浮かしてくれても良いんだよ』
「そんな事に異能使えっかよ……」


 |

『姉さぁーん、私帽子が欲しいなぁー。』
「?!!」「⁉︎」

「何じゃと⁉︎お主が遂にファッションに興味を⁉︎」

『…えっ』

「こうしては居られん!Aに興味が湧いたなら即行動じゃ‼︎今まで散々連れ回した甲斐があったわ!」




あ、連れ回した自覚はあるんすね。

「3分待っておれ!
直ぐに傘下の帽子屋全てに収集を掛けるゆえ‼︎」
『えっ…否……誰も其処までとは……』

「何を言うておる!Aの興味を引いた物なんぞ片手に限られる‼︎其れを帽子が勝ち取ったのじゃ‼︎

本来なら赤飯を炊き構成員にも配りたい所じゃが…その間に興味が失せたら意味が無い!!少し休憩しておれ‼︎」



そう言うか否や、姉さんはピューンと電話しながらいなくなってしまった。




『えっ………』

残されたのは私と中原君のみ。



『何かごめん…』
「…否、まァ休憩には良いタイミングだったぜ?」
帽子屋、というワードにそわそわし出す中原君。
ベンチに座って姉さんを待っていた。



 「ありがとな」

『え?』
「どうせ、興味もねェんだろ?」

『……はぁ、莫迦な相棒ってのも良いもんじゃあ無いね。』

「あァ、ハイハイ」


太宰君は、解ってても口には出さないのに。
態々口に出してお礼を言って来る。一寸腹立つけど。


やっぱり嬉しいモノは嬉しい。

ついでに言うと…もう思い出したく無い位、2人の帽子選びに付き合わされた。

さりげなく→←ショッピングwith姉さん.1



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ましまろ(プロフ) - 駄作上手さん» すみませんありがとうございます……!!!!!!!私も楽しかったです!!! (2023年2月12日 13時) (レス) id: b1e5bc5dab (このIDを非表示/違反報告)
駄作上手 - ましまろさん» ましまろさん‥すみません!!!とっても楽しかったし!見ててにやっとするトークを消させて頂きました!(あ、作者はスクショしてます)チャット‥禁止なので‥(あれはチャットだったのかな‥?) (2023年2月12日 1時) (レス) id: d00a338de4 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ(プロフ) - ……(名前を)呼ばれちまった喜びにッッッ……(遺言) (2023年1月23日 7時) (レス) id: b1e5bc5dab (このIDを非表示/違反報告)
駄作上手 - 陵香さん» な、名前は‥‥呼ばれているのでは‥?すみません、解説お願いします!理解したらすぐ書くんで!!王様ゲームの方は承りました!!最高なんて‥照れちゃいます((きもっ)ありがとうございます!嬉しいです!! (2023年1月23日 1時) (レス) id: d00a338de4 (このIDを非表示/違反報告)
陵香 - あ“ー最高。、、、 皆に王様ゲームとか 名前呼ばれだぁ”ぁ"ぁ"ぃ"! 闇太宰さん好きだ、、(((急な告白許してチョッ (2023年1月22日 23時) (レス) @page42 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:駄作上手 | 作成日時:2022年12月19日 19時

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