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司が求めてくるのが何にも代えがたい快感になった俺は、マイキーの命令無しにクスリを飲ませることもあった。



狂ってたんだ。佐野司に。




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一体何が俺をそうさせるのかはよく分からない。


マイキーの寵姫である司をぐちゃぐちゃにするのが快感だったから?



違う気がする。




きっとオレもマイキーと似たようなものだ。




”自分の手の中でボロボロにしたい”



”ぽっかりと空いたその穴を、全部オレで埋め尽くしてあげたい”





俺が狂っているのか、それとも司が周りを狂わせてしまう何かを持っているのか、



傷だらけになった司を見ていると、その傷に塩を塗りたくってさらに痛めつけたいと思ってしまう。







こんな歪な感情を抱いているのは、きっと俺だけじゃない。





同じように司と行為をしたと思われる蘭や竜胆も、似たような感情が芽生えたんじゃないだろうか。






でも、別にだからどうとは思わない。





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ボロボロの体や心を、俺が愛でて包み込んであげることができるのなら


誰が司に手を出してようが、興味は無い。









三途「…なぁオイ」


蘭「その”オイ”って呼び方やめろっていつも言ってるんだけど」




仕事の移動中、車の中で灰谷蘭と二人。


普段仕事以外の会話をしない俺たちだから、二人きりのときに口を開くなんてことなんてまず無い。



唯一共通のものがあるとするなら司だ。



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三途「少し前、司とヤッたろ。」


蘭「よくわかったな。」







白々しい。


あんな分かりやすい場所にキスマークなんか付けやがって。





三途「首領に見つかってもしらねぇぞ」


蘭「アイツは司を抱かないんだろ?」


三途「何があるかわかんねーだろ」


蘭「正直に言えよ。自分の所有物に他人の名前書かれてウザったいんだろ?」






ああそうか。コイツわざとあんな場所にキスマーク付けたのか。





三途「司が誰と寝ようが興味ねぇ。司にとっては誰でも変わんないからな。

ただ、お前は司をどう思ってんだ?」



蘭「…そう訊かれてスパッと答えられる奴じゃねーよ、司は。

例えるならそうだな…

家に野良猫が来たら、ついつい餌やりたくなるだろ?それと一緒だよ多分。」



三途「同情からくる慰めのセ ックスか?」



蘭「慰め?それもちょっと違うな。ただ司見てるとめちゃくちゃに可愛がりたくなるんだよなぁ。」



三途「……俺も我ながら相当だと思ってたけど、お前も相当だな。」





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太陽 - みんなが幸せな未来を読んだとき涙が止まりませんでした。本誌もこうなったらいいのに、、、 (2022年6月3日 22時) (レス) @page39 id: ee08862b1e (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ!待って好き!とりあえず好き (2021年9月25日 1時) (レス) @page35 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
こうすけ - 作者さん天才かな?これ程まで自分の好みドストライクなものにはじめで出会いました。ありがとうございます、更新頑張ってください (2021年9月23日 23時) (レス) @page35 id: d00dc0a5fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年9月16日 22時

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