三途春千代〜誰も知らない物語〜 ページ27
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いつもマイキーとドラケンの隣に居て、男か女かもよく分からないちっこい奴。
それが佐野司の最初の印象だった。
当時は、上の幹部メンバーがまるで見えぬ敵から守るようにして常に佐野司を囲っていた為、
きっとこの先関わることはほとんど無いだろう。
それくらいに思っていた。
ある日、街を歩いていると東京卍會を悪く言う会話が俺の耳に飛び込んできた。
どうしてもそれを見過ごせなかった俺は、つい喧嘩を売ってしまったのだ。
結果、人数差で負けてしまいボコボコに殴られているとき
ソイツは現れた。
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重力を感じさせない跳躍で舞い、相手に重い一撃を踵からくらわせた。
あまりに軽やかなその動きに、まるで背中から翼でも生えてんじゃないかと思ったほどだ。
一瞬、何が起きたのか分からなかった。
けれど、その光景は俺の目にしっかりと焼き付いた。
『…その特服、うちのだよね。何番隊？』
たった一撃でノックアウトさせた為、相手は委縮し逃げて行った。
俺は呆然としてその光景を眺めていると、佐野司は俺の近くへ来てしゃがみこんだ。
三途「…伍番隊」
『…ん？…伍番隊って…あ！もしかして君が三途春千夜？』
三途「そーだけど」
『僕は副総長の佐野司。…て、知ってるか。ずっと話してみたいって思ってた」
そう言って愛嬌のある笑顔を浮かべた。
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…マイキーに似てる。微かにそう思った。
容姿とか声とか、そんなんじゃない。
マイキーはカリスマ性で皆を惹きつける引力を持っていて、
周りは無意識にその引力に惹かれてしまう。
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そして、それと同じような引力を、佐野司にも感じた。
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太陽 - みんなが幸せな未来を読んだとき涙が止まりませんでした。本誌もこうなったらいいのに、、、 (2022年6月3日 22時) (
レス) @page39 id: ee08862b1e (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ！待って好き！とりあえず好き (2021年9月25日 1時) (レス) @page35 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
こうすけ - 作者さん天才かな？これ程まで自分の好みドストライクなものにはじめで出会いました。ありがとうございます、更新頑張ってください (2021年9月23日 23時) (レス) @page35 id: d00dc0a5fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：平
| 作成日時：2021年9月16日 22時
