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信じること５ ページ6
「そう、だよ？」
そいつは涙を堪えながらそう答えた。
「明星ヒバルに、もう１人子供がいるのを知ってる？」
「･･･え？聞いたことないよ？」
驚いた。少し頑張って調べたらすぐに出てくるような情報なのに。
「じゃあ、あの事件の後、殺された女性アイドルを知ってる？」
女性アイドルは私のお母さんのこと。
会話は完全に二人のものになっていて、他のクラスメイトもあたふたとするだけだった。
「知ってるよ、、君は、その殺人事件を父さんがしたと思っているの？」
相手の目から涙が溢れる。
何故お前が泣く
私の方が泣きたいのに。
お母さんを殺した息子を前にして恐怖しかないのに。
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作者名：pomme Soleil | 作成日時：2018年1月8日 22時
