ニートなめんなよっ！3

真実 ページ14

青ルーム



貴女サイド




侑馬くんと2人、私達はお兄さんについて話していた




侑馬「兄貴は明るくて、優しくて、俺の理想だった」







今にも泣きそうな顔をしているのに、声はいつも通り、振る舞いも。




侑馬「それでいて頭も良くて。







なにか事件が起きそうな時、全てを予想してる。






予知能力もちだった。









strongに入る前までは。」









今は違うの？









貴「今は？」









侑馬「strongはついこの間、能力変化装置を開発した。






兄貴の予知能力は、汚いことのために使う予知は出来ないんだ。」






そうか…






だからstrongには必要なかった。





侑馬「その装置は元々能力の素質がないと使えないから。








兄さんは使われたんだ。」







侑馬くん…。








ブゥン







ん？モニターが切り替わった





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皆さん、ご無事ですか。




室田智です。




この映像を見ているということは今の僕はもういないんですね。




侑馬、元気か？





こんな兄ちゃんでごめんな





侑馬だけは守ってやりたかったのに






兄ちゃんがもっと早く気づけばよかったな。





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侑馬「兄貴！




にぃ…ちゃん……」





泣いていいんだよ、侑馬くん。





ふわっと抱きしめると、声にならない声が聞こえる。





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僕は出来ることをどうにか頑張ります。


できるか分からないけど。









皆さん、ブラコンがすみません。







これだけは聞いてください。









どうか、侑馬のことをよろしくお願いします


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ビデオはそこで終わった。



侑馬「にぃさん…」

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