記憶を取り戻しつつある悪女【黒バス】

取り戻す９ ページ9

＿黄瀬Side＿

あれから数日

沢山の女子に囲まれてるにも関わらず

俺は一言も話さないでいる

別に、赤司っちの考えが反対って訳じゃないけど…

？「随分と腐った顔してるね」

その声に俺は驚いて顔をあげると

友達の一人

如月燐音が居た

「え…如月っち？！何で居るんっすか？！」

如「何でって…征が行けって言うから」

そう言いながら周りに居る女子を追っ払いながら

黒田さんの椅子に座った

「赤司っち何考えてるんっすかね―…」

如「さぁ？知らない

赤司家主催のパーティーで聴いても教えてくれなかった」

「え？！あの赤司っちが教えてくれなかったんスカ？！

如月っちに！」

如「うん…いつもは教えてくれるんだけど…

そういや意味深なこと言ってた」

そう言いながら何かを思い出すかのように

つぶやき出す

如「“アイツは、いつも一方的だからな”とか

“本当は如月も気づいてるんじゃないのか？って言われた

私は…今のAを理解してないのかな…」

そう言う如月っちは物凄く悲しそうな

顔をしていた

そんな顔をさせるようにしてしまったのは

やっぱり俺達が原因なんだろう

黄「(こんな事になるくらいなら…最初っから気づいとけばよかった…)」

そんな事を後悔したって

過去に戻れるわけ無いのに…分かってるのに…

黄「俺って馬鹿っすよねー…」

如「そんなの言われなくたって知ってるわ」

黄「バッサリ言わなくても…

あ、そういや俺の姉貴に話聞いてないっすか？」

俺の話題に凄く不思議そうな顔をしながら

如月っちは見ていた

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