記憶を取り戻しつつある悪女【黒バス】

取り戻す２ ページ2

珈琲店を出て私は１人で歩くことにした

聴いたこ内容があまりにも衝撃過ぎて自分ひとりで

考えたくなった。

「…私は間違ったことをしていたのかな…」

いや、間違ってはないと思いたい。

だって、ちゃんと守れたし。

あああああもっとたくさんのこと聞くべきだったかな？！

ていうか…何故如月さん達は教えないことを

あの人はすんなりと教えてくれたんだろう…

罪の重さ？

まさか…そんな事がある訳ない。

誰も悪くないんだから

そんなアホな事を考えながら自動販売機に小銭を入れて

何か飲むものを決めようとした時

スッと勝手にボタンを押す手が見えた

驚いてその方を見ると先ほどまで話してくれた

赤司さん…では無く、赤司さんと結構似てて

赤と黄色の瞳を持った人だった

赤「たまにはこうやって買うのも悪くない」

そう言いながら人のお金で買った

ジュースを飲みながら言う

「そりゃヨカッタですね…」

赤「なんだい？」

「誰ですか…貴方…」

赤「赤司征十郎だ」

「同一人物にしては…瞳の色、雰囲気が違いますね」

赤「…君はよく人を見ているんだね…

それより黒田。君には面白い話をしてやろう」

「面白い話…ですか？」

赤「あぁ。面白い話。」

少しだけ楽しそうな顔をして

私を見ながらそんな事を言う赤司さん…

何が楽しいのだろう

赤「本当は聞きたかったんじゃないのか？

何故、桃井達は教えてくれないのに

何故、俺が教えたのか」

この人の言葉で人々の話し声

車が行き交う音

全てが止まった気がした

それと同時に…この人が物凄く怖くなった

人の考えていることが分かるんじゃないかって

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