記憶を失った悪女【黒バス】

記憶９ ページ9

私が何度も緑間君の背中をさすっていると

高「ひゅー！真ちゃんやるー！ｗｗｗ」

そんな言葉を言う高尾君を可憐にスルーして

私は緑間君と話す

「心配かけてごめんね…緑間君」

私はそう言いながら彼にハンカチを渡す

緑間くんはハンカチを受け取り涙を拭いていた

緑「如月や桃井には会ったのか？」

「誰…？」

如月も桃井もどんな人かわからない

けど、私と関わりのあった人なんだろう

私は必死に思い出そうと焦り始める

焦ったって分かるわけがないのに

そして、緑間くんは何かを察したのか話しだす

緑「もしかして…記憶が無いのか？」

その言葉に私はゆっくり頷いた

それを見た緑間君は私の頭をなでてくれた

緑「焦らなくていいのだよ

“生きている”その事実があれば今は十分なのだよ」

「ごめん…」

緑「謝らなくていいのだよ」

宮「おい、感動の再開は終わったか？」

そう言いながら緑間君の横に来て話しだのは

先ほど高尾君が呼んでいた宮地先輩という方だ

「( ﾟдﾟ)ﾊｯ!

まだ、練習中でしたね！！邪魔してすみませんでした！」

宮「いや、謝らなくてもいいけど…」

緑「宮地先輩今日の我儘使ってもいいですか？」

宮「(嫌な予感しかしねーな)

何だ？話は聞いてやる」

緑「今日はもう帰りたいのだよ」

そう言うと、宮地先輩はため息を付き

“大坪ー！いいか？”っと大声でそう言うと

大坪と呼ばれたその人は“いいぞ”っと答えた

こんな我儘通るんだね(白目)

そうこうしているうちに私は緑間君と帰る事になった

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