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Wartime Karriere188 ページ36

「…やっべ」

腹部に違和感を感じてうずくまる。現在Aは自室のベッドの上にいた。さっきまで地下街にいっていた。ラウムに会いに行ったが、ラウムは外出していた。仕方なくフラフラしていると、突然床が抜けた。下層に床ごと落下したA。その上、がれきが腹に落ちてきた。

「…なんなんだ。今日は厄日か…っ!」

呼吸するたびに痛みが走る。仕方なく横になり、痛み止めを飲む。

(あの程度のがれき…どうして避けられなかった?)

ふと、首筋を流れる汗に気が付いた。もともと、汗っかきでもないA。対して動いたわけでもないのに汗が流れるのは、普通ではない。

(…こんなときに…風邪か!?…いや、熱…くそ…リヴァイのか)

もぞもぞ動く。だるさと汗によって機嫌が悪くなる。イライラしながらベッドに倒れこむのが、その数秒後。

(…もう、動かねぇ)

力尽きたように目を閉じる。そのまま爆睡する。…ではなく、気を失った。

一方、ハンジはAの部屋に溜めに溜め込んだ書類を運んでいた。壁外調査前に書類を出すとなれば間違いなくAのセコム(リヴァイ)がキレる。慎重に扉を開けると、Aにしては珍しく締め切った部屋でねていた。

(よっぽど疲れたのか…書類どうしよう)

うろうろしているが、仕方なくAのそばに書類を置いて置手紙を描いた。ふと、そばに近寄って気づく。

(…すごい汗。…ん?)

寝ているにしては、動きがない。とりあえず、汗を拭きとろうと触れた瞬間、気が付いた。

「A!起きるんだ!!」

ただ眠っているのではない。気を失っているのだと気が付いた瞬間に行動していた。ゆすっても起きない。すぐに湿らした布を額に乗せ、脇に氷をはさんだ。その後、体の汗を拭きとった。

「…ンっ―――」
「A?!」

起きたかと思いゆすってみるが反応なし。

(…腹部?)

試しに抑えてみると、異常なほど顔がゆがんだ。前に本が当たって喀血したように。エリオが付いたころには、Aの顔は蒼白になっていた。

「今度は何やったんだこいつ…」
「たぶん、今回はAのせいじゃないよ。…だいたい、ここに戻ってこないだろうからね」
「そうですが…ん?」

額に手を当てる。その瞬間、エリオの顔から血の気が引いた。

「…虎殺しだ!ハンジさん、今すぐこの部屋から出て手洗いうがいと、この薬を飲んでください」
「え、ちょ!?」
「感染して発病するまでに二日…それまでに薬を飲まなければ…!!」

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6月ラビット(プロフ) - ミレンさん» そういえばこれ、5でした!またお話しましょう (2016年12月5日 19時) (レス) id: f79b747f8a (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - 6月ラビットさん» おお、そうなんですか!6章もどんどん更新しますのでよろしくお願いします!また6にコメントください! (2016年12月5日 19時) (レス) id: 093f8fec1a (このIDを非表示/違反報告)
6月ラビット(プロフ) - ミレンさん» やっぱりですか(笑)私も東京喰種好きですよ〜 (2016年12月5日 19時) (レス) id: f79b747f8a (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - 6月ラビットさん» はい!喰種と、あと新兵四人組はBOF3の登場人物からです!^^;エトは完全に名前に困ってつけました…恥ずかしながら何かをもとにしか名前をつけられず、アバロンは車ですし^^; (2016年12月5日 19時) (レス) id: 093f8fec1a (このIDを非表示/違反報告)
6月ラビット(プロフ) - 東京喰種好きなんですか?何となく似た場面が…エトさんも… (2016年12月4日 23時) (レス) id: f79b747f8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御煉 | 作成日時:2015年12月31日 0時

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