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Wartime Karriere185 ページ33

体を慣らすために緩やかな訓練をやり続けた。日が傾き始め、訓練を切り上げた頃だった。

「へ、兵長!副兵長!!」
「どうした」
「何かあったのか?」

あわただしく走ってきたのは若い兵士。蒼白な顔から出てきた言葉に驚いた。

「け、憲兵が視察に!!」
「は?なんで今」
「わかりません…団長が、ただちに訓練を切り上げて各幹部に召集をかけております」
「なるほど…わかった。ありがとう」

途中から一切喋らないリヴァイに違和感を覚える。嫌な予感がよぎり振り向くと、尋常じゃない汗をかいていた。

「…各自、部屋でしっかりと休むように。今日の夕食は後々届けさせる。お前らは出てくるな。それと、リヴァイは僕とエルヴィンのところに行こう」
「…?あぁ」
「「はっ!」」

班員に対しての指示は当然だが、リヴァイにわざわざ一緒に来いといったAにリヴァイは首を傾げた。すぐに動き始め、一同あわただしく動き出す。4人が走り去った瞬間、Aはリヴァイの首根っこを掴んだ。

「っ!…なんだ」
「…熱か」
「あ?そんなの、ほっときゃ治る」
「っていうのを、僕が許すと思うか?」
「倒れてひっくり返ったのはリヴァイだろ!自分の体のことに疎すぎんだよ!」
「てめぇこそそうだろ!」
「あー!とにかく、たかが熱なんだ。薬ぐらい飲め。いいな!?ほら!」

当然のように出てきた薬の驚く。いったん人気のない場所まで移動する。いつまでたっても飲もうとしないリヴァイに焦れる。

「…は?早く飲めよ」
「お前…いつも常備してるのか」
「当然」
「…チッ」

薬を受け取り、飲もうとする。なかなか飲まないリヴァイに待ちくたびれ覗きこむと、この上なく嫌そうな顔をしたリヴァイがいた。

「…まさかとは思うが…薬、嫌いか?」
「うるせぇ…悪いか」
「あぁ…そうだな。ガキじゃないんだし」
「チッ、部屋で水と飲む」
「今すぐ飲めよ…どうせそういって飲まねぇんだろ」

飲むまで動かないというように立ちふさがる。仁王立ちし、ジトッとした視線を向ける。が、すぐに何かを思いついたのか近づいてきた。

「薬、よこせよ」
「あ?」
「いいから」

言われるがままに渡すと、突然胸ぐらをつかまれる。息苦しく、口を開いた瞬間に口に温かみを感じた。

「ッ―――」

突然のことに驚く。口の中に苦みが広がり始めて初めて襟を離された。驚いて固まっていると、Aに呼ばれた。

「早く行こう。奴らにお小言言われたら面倒だ」
「…あぁ」

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6月ラビット(プロフ) - ミレンさん» そういえばこれ、5でした!またお話しましょう (2016年12月5日 19時) (レス) id: f79b747f8a (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - 6月ラビットさん» おお、そうなんですか!6章もどんどん更新しますのでよろしくお願いします!また6にコメントください! (2016年12月5日 19時) (レス) id: 093f8fec1a (このIDを非表示/違反報告)
6月ラビット(プロフ) - ミレンさん» やっぱりですか(笑)私も東京喰種好きですよ〜 (2016年12月5日 19時) (レス) id: f79b747f8a (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - 6月ラビットさん» はい!喰種と、あと新兵四人組はBOF3の登場人物からです!^^;エトは完全に名前に困ってつけました…恥ずかしながら何かをもとにしか名前をつけられず、アバロンは車ですし^^; (2016年12月5日 19時) (レス) id: 093f8fec1a (このIDを非表示/違反報告)
6月ラビット(プロフ) - 東京喰種好きなんですか?何となく似た場面が…エトさんも… (2016年12月4日 23時) (レス) id: f79b747f8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御煉 | 作成日時:2015年12月31日 0時

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