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Wartime Karriere165 ページ13

兵団に戻ったAは、すぐさま着替えた。余裕は多少はあるが、補佐が遅れるのはいい印象はない。慌てて会議室に入ると、若干そろっていた。モブリットなどの副官がやはり早かった。

「あ、Aさん。分隊長が昨日の夜喜んでましたよ」
「あぁ…あれか」
「珍しい、うれしいって。まぁ、おそらく却下されてしまうでしょうが…」
「その時はもう一度出せばいい」

Aのことを副兵長と呼ぶ人間は少ない。最年少幹部であるため、基本は全員が呼び捨て。普通の一般兵は、さん付けという風になっている。なにより、副兵長じゃAが反応しない。

「だいぶそろっているね」

エルヴィンが入ってくる。ほぼ同時に全員が敬礼をした。そのあとに他の幹部たちがついていく。なぜかいつもこの順番。エルヴィンの一声により会議が始まる。それぞれが案件を発表し、今後の対応を話す。今回Aは何もない。ただ座っていればいい。…はずだった。

「A、ハンジの報告書について何か意見があるかな」
「…えっ。僕!?」

突然呼ばれ、硬直。エルヴィンは苦笑いし、Aのことをよく思っていない先輩は嫌な顔をした。

「君がハンジの書類を保留にしたのだろう」
「あ…あぁ。考える余地があると思ったから保留にしました」
「君は必要だと思うのか」
「こんなガキのいうこときくことなんかねぇ!団長、却下だ!」

Aをよく思わない一行は言いたい放題いう。心配そうにハンジがAをみていた。ハンジは口パクで無理しなくていいといったが、Aは引くつもりはなかった。

「役70年前、初めて巨人を討伐した英雄ホルヘという調査兵がいました。あなた方も知っての通り、その当時は装置としか呼ばれてなかった立体機動が作られた話です」
「それがなんだ」
「誰でも知ってるだろ」
「そうですか。人間と同じ見た目の巨人でうなじが弱点だと突然思うことはないでしょう。それには、莫大な犠牲と時間がかかったはずです。弱点を見つけた、といっても過言ではありません」
「そうだ、では聞くが、これ以上何を知りたい。弱点もわかっている。人間以外興味がないこともわかっている。それだけわかれば十分だ」

Aは冷ややかな、下賤なものを見る目で男を睨んだ。男は余裕のある顔でAをみている。

「では、お聞きします。巨人は、なぜ人を食うのですか?うなじを狙う以外に…例えば毒が効かないのか?鎧の巨人を倒すためにはどうしたらいい?」

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6月ラビット(プロフ) - ミレンさん» そういえばこれ、5でした!またお話しましょう (2016年12月5日 19時) (レス) id: f79b747f8a (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - 6月ラビットさん» おお、そうなんですか!6章もどんどん更新しますのでよろしくお願いします!また6にコメントください! (2016年12月5日 19時) (レス) id: 093f8fec1a (このIDを非表示/違反報告)
6月ラビット(プロフ) - ミレンさん» やっぱりですか(笑)私も東京喰種好きですよ〜 (2016年12月5日 19時) (レス) id: f79b747f8a (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - 6月ラビットさん» はい!喰種と、あと新兵四人組はBOF3の登場人物からです!^^;エトは完全に名前に困ってつけました…恥ずかしながら何かをもとにしか名前をつけられず、アバロンは車ですし^^; (2016年12月5日 19時) (レス) id: 093f8fec1a (このIDを非表示/違反報告)
6月ラビット(プロフ) - 東京喰種好きなんですか?何となく似た場面が…エトさんも… (2016年12月4日 23時) (レス) id: f79b747f8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御煉 | 作成日時:2015年12月31日 0時

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