Wartime Karriere42 ページ44
「…何で各兵団のトップが出ていくような舞踏会に僕が…」
「…エルヴィンが出れねぇんだ。仕方ねぇだろ」
実際のところ貴族受けのいいリヴァイと、若く端整な顔立ちのAを使って資金を集めるという策略だった。
「して主、このような催しは初めてかな？」
「…はい」
「そうかそうか。いや、それなら一つ助言だが…リヴァイ、今回アリオスが来るのを知っておったか？」
「あ？…いや」
「あやつには近づく出ないぞ」
ピクシスが恐ろしいほどの笑顔で言う。
「何かあるのですか？」
「若い者を連れ帰る癖があるんだ。奴の被害は毎年絶えない。…お前は気を付けたほうがいい」
キースも頭を抱えて言う。
「俺のとこの若いのがトラウマになったな」
ナイルがポツリとつぶやく。
「リヴァイは…大丈夫なのか？」
「…じゃねぇな。本来なら殴ってやりたいが、あいにく数少ない支援者だ」
「そういうことじゃ。特徴はド派手な服装だ。みればわかるじゃろう」
「お前は俺から離れなければいい。誰にもついて行くな」
リヴァイが忠告をした時、馬車が止まる。
「ついたようだな」
ナイルが先に降り、ピクシス、キース、リヴァイ、Aの順に降りた。そこは大きな屋敷だった。一行が中に入ると、案内人が中に通した。大きな扉をあけられた瞬間、割れんばかりの拍手が起こった。
「おれでは！壁の中の平和を作る兵団の登場です！」
馬車を下りた順に壇上に上がる。Aもリヴァイについて行こうとすると誰かに止められた。
「貴方は…」
「エルヴィンの代わりだ。俺の副官だ」
「すみませんが…お一人までとさせてい頂きます」
仕方なくリヴァイはAから離れ、Aは壁にもたれて舞台の上を見ていた。
(…こういうリヴァイを見ることってないよな…)
リヴァイに見入ってると、誰かに後ろから肩を叩かれた。
「君は調査兵団の誰だね？」
「僕は調査兵団兵士長の副官の副兵士長、A・ティアベルです」
「そうか、初めてかね？」
「はい」
「私はアリオスだ」
「…へ」
「ん？」
「あ、いや…すみません。礼儀作法が何もわからなくて。リヴァイより、目上の方と話すなと言われております。なので…」
「いいじゃないか。リヴァイ君には私から言う。さぁ、こっちに来なさい」
「え、ちょ…」
部隊のリヴァイに助けを求めると、背中を向けており、視線が届くことがなかった。そのまま連れられ、人気のない部屋まで連れてこられた。
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ミレン(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2017年1月25日 7時) (
レス) id: b76c4cbd4b (このIDを非表示/違反報告)
カリン - 本当に楽しい作品です！頑張って下さい (2017年1月24日 23時) (レス) id: 156ef3ff5c (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - お気に入りの登録してくださった皆様、ありがとうございます！決してなりすましではありません；；ｗ心の底から目を腐らせてしまったことへのお詫びと、見てくださった感謝を申し上げたいと思います。 (2015年11月24日 23時) (レス) id: dbdaa525d4 (このIDを非表示/違反報告)
未恋ハンジ(プロフ) - ここに何かコメントおいてってくれると駄作者が犬のように喜んで駆けずり回ります☆ (2015年8月23日 16時) (レス) id: e4550b7e27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御煉 | 作成日時：2015年8月22日 23時
