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Wartime Karriere22 ページ24

リヴァイが食堂についたころには、すでに盛り上がっていた。が、異常な盛り上がりに疑問が浮かぶ。

「オイ、騒がしいぞ…これはなんだ」
「ハンジさんが楽しそうだからって飲み物おいてってくれたんですー」
「…Aは酒を飲んだか」
「え?そりゃ飲みましたよ?」
「…お前ら覚悟した方がいいぞ」
「…へ?」

リヴァイ班が全員Aを見ると、普通な姿のA。

「何を覚悟するんです?」
「酔ってもなさそうですよ?」
「アイツは酒にクソ弱い。後で机が壊れても俺は責任を取らんからな」
「そのときは押さえつければいいじゃないですか兵長」
「オルオ、お前はアイツの削いだうなじを見たか」
「え?見ましたよー?」
「ならどこまで削いであった」
「…あ」
「「あ?」」

オルオの顔が真っ青になる。

「きれいに全て一番深いとこまで…」
「そんなに力があるの…?」
「俺でも酔ったら止めれん。せいぜい死なないようにしろ」
「「ひぃぃぃ!」」

そんなAはフラッと立ち上がり、歩き出す。向かった先は…

「おい雑草マン」
「ひぃぃ!」
「お前の魂、どれく…ふぁっ」
「ひっ…あ、あれ?」

Aはオルオの胸ぐらを掴み、何かを言おうとするが、そのまま倒れる。

「今回はラッキーだったな。…前は家が一軒半壊した」
「「…」」
「こいつには間違っても酒を飲ますな。力を制御できないどころか、する気もない奴だ。…こいつは俺よりも逸材だ」
「へ、兵長?」
「こいつは俺が部屋に連れて行く。お前らは片づけておけ」
「兵長、魚は…」
「…貰ってこう」

Aを姫抱きし、部屋のベッドに寝かせる。熟睡するAの髪を、そっと触れる。

「こんなやつに俺は人の殺し方を教えちまったんだな」

悪かった、とつぶやき資料を片づけようと手をどかそうとする。なぜか手は離れなかった。Aが握っていたから。

「…起きてたのか」
「…」
「寝ぼけたか」

資料は諦め、ベッドのふちに座る。人を殺した人間ではないような無邪気な寝顔。目を覚まし、その気になれば簡単に殺す殺人鬼。血を被り、瞬間的に仕留める悪魔。無表情で命を奪う人形。どれもこれもAの本当の姿を知らない奴らがつけたレッテルだ。

「その顔を起きてる間も続けてくれればいいんだがな」

リヴァイ自身、Aが人を殺す瞬間は見たことがそんなにない。

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ミレン(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2017年1月25日 7時) (レス) id: b76c4cbd4b (このIDを非表示/違反報告)
カリン - 本当に楽しい作品です!頑張って下さい (2017年1月24日 23時) (レス) id: 156ef3ff5c (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - お気に入りの登録してくださった皆様、ありがとうございます!決してなりすましではありません;;w心の底から目を腐らせてしまったことへのお詫びと、見てくださった感謝を申し上げたいと思います。 (2015年11月24日 23時) (レス) id: dbdaa525d4 (このIDを非表示/違反報告)
未恋ハンジ(プロフ) - ここに何かコメントおいてってくれると駄作者が犬のように喜んで駆けずり回ります☆ (2015年8月23日 16時) (レス) id: e4550b7e27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御煉 | 作成日時:2015年8月22日 23時

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