【戦国BASARA】戦国武将が戦国武将の元にトリップしてきた件について (ページ9)

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第七噺：学生寮ページ9

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さて、400年後の日ノ本で

これから私はどうすればいいのか。

折角腹を縫うて貰ったのだし、どこかで首でも斬ろうか。

さす、と自分の首を撫で、黙ってしまった３人に笑いかける

『御三方、お世話になり申した。最後にもう一つ、聞いてもよろしいか』

「えっ？あ、うん……」

『山は、どこかにあるのだろうか。』

日ノ本のお山。生まれも育ちもどこぞの山

母上と父上に一番近いそこで……

「なりませぬ！！何故折角助かった命を捨てようとするか！！」

『幸村……殿。何れにせよここは未来。私の行く末ありませぬ。なれどここは日ノ本……』

そう、日ノ本で死ねる。

それだけで救われた。

元より生きようと思っていない。

止める幸村によく似た御仁の静止を振り払い、

部屋から出ようとした矢先

バンッ！！！と勢いよく扉が開く

また、見知った顔だ

「お話聞かせてもらいました！！」

「おおっ！まつねえちゃー……じゃなかった！寮母さん！」

『良母……？？』

「寮母！でございます！話は聞いておりました！この寮の長を務めます、まつと申します！」

あぁ、知っているとも。よくしていただいた。

しかしやはり、この人もまつ殿ではない。

皆、姿形こそ似れど、違うのだ。

私が愛した彼らではないのだ。

「丁度、人手が欲しいと思っておりました……行くところがないのなら、まつめの手伝いをお願いしたく！」

『しかし、私は帝に敗北し、死んだようなものです……今更……』

「何を言うのです！生きていればこそ負けたのでしょう！生きてさえいればなんでも叶いますれば！」

……突然、背中を押され、

生きよと、申される

あぁ、そうでした。貴方が父と母を失った私を……

まつ殿ではないのに

『まつ、殿……』

「はい！」

『……よろしく、お願い、致します。』

「まぁ……喜んで！そういうことで文句はありませんね？慶次！」

「勿論さ！まつ姉ちゃん！ありがとう！」

「えぇー、何この展開……まぁ、良かった。よろしく。」

「何か困ったことがあれば遠慮なく！これからは仲間でござる！」

あたたかい

先ほどとは、大違いだ

差し出されたその手に既視感を感じながら

私は満面の笑みで笑ってみた

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まつ「実はまつめもゲームにてA様のファンでありますれば！」

『ふぁ、ふぁん？そ、それはどうも…かたじけのうございます。』

こんな感じでほのぼのしていきたい。