第九星:因縁の相手 ページ11
――
その日は吉良御用達のスーパーがタイムセールをやるというので
私が暇を持て余していたから出かけたのだが……
タイムセールで勝ち取ったじゃがいもやらトマトやらが入ったエコバック(吉良の手作り)を落とし
私の目線の先にいるやつが近づいてくる
まさか、こんな所で会うとは
しかも見慣れない私服(かなりセンスがいい)で!!!
無駄にカッコよく歩いてきて!!
「……仗助に聞いたのはマジだったようだー」
『うわぁあああああっ!私にそれ以上近寄るんじゃあないッ!!殴り飛ばすぞッ!』
「オイ、人の話を―」
『声を発するなぁああああああ!黙れ!息を吸うなッ!』
それはいずれ来ると思っていた。
この因縁の相手、空条承太郎……そう、私が意識を失う寸前、私をめったうちにした野郎だ
こうしちゃあいられないッ、はやくエコバックを拾って奴を石にして逃げなければ……!
「オイ、待ちな。」
『うあああああああ!?また殴るのか!?もうこりごりだっ!私は何もしてないッ!』
「人の話を聞けこのクソアマ。」
『いでっ』
ぺち、と額をたたかれ、ため息をつかれる
エコバックを抱きかかえながら、いつでも逃げれるように体重を後ろにかけておく
「悪かったな。」
『は?』
「いや、その……なんだ。敵だとはいえ、テメーも女だった、からよ……顔面からいったのは、悪かったな、と」
顔?
それがどうしたというのだろうか。
まぁいいか。とりあえずコイツは怒っていないらしい。
なら怖がる必要もないな。
『いや、顔だとかどうかだとか覚えていなかった。というか、主人公がラスボスに謝るな。』
情けなさすぎるぞ、馬鹿め。と憎まれ口をたたいてエコバックを投げる
承太郎は驚きながらもちゃんとキャッチした
『罰としてそのクッソ重たい荷物を荒木荘まで運んでくれ』
「……テメー。それは……いや、分かった」
何かを言おうとしたのだろう、言葉をつまらせた承太郎
私が目線をむけると何事もなく付いてきたのだが
なんだ、意外と良い奴じゃあないか。
それに見た目も私好みだしな……
是非ともコレクションの一品にしたいところだが……
それがジョースター一族を怒らせることなら我慢するほかあるまい
私は高みを目指しながら平穏に生きることを目指しているからな。
まぁ何が言いたいかというと、承太郎と仲良くなって○INE交換した
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雷獄丸(プロフ) - いやぁぁぁぁぁぁ!!!滅茶苦茶良い感じのとこで終わってるぅ〜!wなんでやw夢主ちゃんの学校生活とか、今後とか気になってきた…w続き楽しみに待ってますので! (2019年3月27日 2時) (レス) id: c071576eae (このIDを非表示/違反報告)
空条美羽ロイド(プロフ) - 主人公の性格が凄い好みです!更新頑張ってください!応援しています! (2016年4月10日 14時) (レス) id: d304c77694 (このIDを非表示/違反報告)
柚鹿@死神ちゃん★(プロフ) - サンタさん» コメントありがとうございます!!良い性格しておりますでしょう?w更新頑張ります!!ありがとうございます!! (2015年12月31日 9時) (レス) id: f339e64afd (このIDを非表示/違反報告)
サンタ - 主人公いい性格してますねぇ!とってもおもしろいです!!更新頑張ってください!! (2015年12月30日 18時) (レス) id: fe6be07814 (このIDを非表示/違反報告)
柚鹿@死神ちゃん★(プロフ) - 弥一さん» コメントありがとうございます!!主人公褒めてくれてありがとうございます!仗助君いつも可愛いですよ(エクスタシー)←更新頑張りたいと思います!! (2015年12月28日 19時) (レス) id: f339e64afd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:死神ちゃん★ | 作者ホームページ:
作成日時:2015年12月12日 22時