story23 ページ25
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「確かに私には、生きる理由となるような家族や友人は居ない。けどさ、私にはちゃんと生きる理由があるよ。それは、『皆で此処から出て、友達になる事』なんだ。楓ちゃんの約束を果たす為に私は生きている。言うなれば此処に居る皆が私の生きる理由だよ。」
「此処に居る奴らが…」
「私はさ、皆に生きていてほしいんだよ。例え動機ビデオに自分の生きる理由が記されてなくたって、私は皆こそが生きる理由だと思ってる。だから、動機ビデオなんてあてにしてないよ。」
「…なぁ、ここで俺の動機ビデオ見てもいいか？一人で見るのは少し怖くてな…」
「良いよ。」
星君は私の隣に座り、自分の動機ビデオを見始めた。
そこから聞こえるのはモノクマの嘲笑うような笑い声と冷酷な信実。
「不思議だな…俺は、もし動機ビデオに何も写って無かったら死のうと思ってたんだ。けど、今こうして見ても何も感じねぇ。なぁ、俺もお前らの為に生きて良いのか？」
「それは私が決めることじゃない。けど、もしそうしてくれるなら…私はいつでも星君の力になるよ！」
「ふっ…ありがとな。それじゃ、俺はそろそろお暇するぜ。」
「うん！…星君、生きることを諦めないで。」
「分かってるさ。」
星君は去っていった。
今後どうなるか心配だけど、目を見て確信することが出来た。
星君なら大丈夫！
そう思えた。
その日の夜…
[ピンポーン]
と、玄関のチャイムが鳴った。
「はぁーい。誰ですk…」
「桜井！少し匿ってくれ！」
「えっ？あっ、うん！」
星君は息を切らして私の部屋に入って来た。
「えっと…どうしたの？」
「東条と話をした。あいつは外で待つ人の為に誰かを殺そうとしてる。だから、あいつは生きる理由が無かった俺を殺そうとしたんだ。」
「それで逃げて来たと…でも、星君くらいの人なら斬美の殺気も分かったんじゃない？なのに、話し合いに乗じたの？」
「あんたは、皆と出たいって言ってたよな？だったら東条を止めるべきだと俺は判断した。生憎、俺じゃあ説得できなかったがな。」
「もうっ！無茶するなぁ！それで星君が死んじゃったら元も子もないじゃん！」
「す、すまん…」
「でも…星君も皆と此処から出る気になって嬉しいよ。とりあえず、今から斬美の所行こう。２人なら大丈夫だよ！」
「あぁ、分かった。」
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サクヤ(プロフ) - まさかの夢主と推しが同じだった件。真宮寺君尊いよな。わかります。 (2020年12月17日 16時) (
レス) id: 2a6718bdf6 (このIDを非表示/違反報告)
Evel(プロフ) - (*'▽'*)さん» 今回のダンロンってやけに顔面偏差値高いですよね…くうぅ、尊いよ！ (2020年3月21日 16時) (レス) id: 77ee6a950b (このIDを非表示/違反報告)
(*'▽'*) - シスコン野郎(褒め言葉)の犯行は食い止めずらそうだネ… 前までおうまくん好きだっけド、この小説読んでから天海くん推しになりましたー！天海くん意外とかっこいいネ！ (2020年3月18日 22時) (レス) id: 872ef22a4c (このIDを非表示/違反報告)
Evel(プロフ) - (*'▽'*)さん» 猫の本を見てニヤニヤする星君を想像したら私がニヤニヤして来ましたw (2020年3月16日 14時) (レス) id: f82d60aa5a (このIDを非表示/違反報告)
Evel(プロフ) - マーシャさん» ありがとうございます！ (2020年3月16日 14時) (レス) id: f82d60aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Evel | 作成日時：2019年11月4日 17時
