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戦う ページ35

貴方side


私は今不思議な感覚に追われている。


鎧の巨人に投げ飛ばされて宙に浮いている。


立体起動装置を使っている時とは違う感覚。


そして全てがスローモーションに見えている。


なんかまだ、やりたいこといっぱいあったのにな。


私このまま死ぬの…かな…


『みんなを頼ってください』


『行きて帰るぞ』


ピスト…リヴァイ…


今の私は立体機動装置を腰につけている。


飛ぼうと思えば飛べる。


でもここで逆らったりしたらリヴァイたちが危ない目にあうって…


リヴァイたちが強いのはよくしってる。


こんなところで負けるはずがない。


ピスト…


私は今、みんなを頼ってもいいですか?


みんなを信じて、私は生きる行動をしていいですか?









『大丈夫ですよ。A兵長。みんなを頼ってください』


ッ!


そんな声が聞こえた気がした。


わかったよ。





ピスト…









私は、




リヴァイたちを信じて、




生きるために戦う。









考え事を終え、私は立体機動装置を近くにあった小さい木にアンカーを引っ掛けた。


そして巨人の群れの中に入ることを避けた。


巨人の群れはそして鎧の巨人たちに向かっていく。


まずい、このままじゃ調査兵団のみんなも…


リヴァイも…


エル「総員撤退」


エルヴィンが叫ぶが間に合わない兵士たちも当然いる。


くそ。


私は群れから外れた巨人を1体ずつうなじを削いでいく。


いつの間にか巨人の群れは鎧の巨人に集まっていた。


頭痛い。


まだ治ってないか。


フラフラする…。


もう…だめ…


私は倒れそうになった。が、倒れなかった。


貴「…リヴァイ…」


リヴァイが私の体を支えてくれた。


リ「しっかりしろ。おい、さっさと帰るぞ」


貴「でも私、馬が…」


馬がない私は帰れないと思ったがリヴァイの乗っている馬に私も乗せられた。


二人乗りだ。


リ「しっかりつかまってろ。落ちるなよ」


私はリヴァイの体に腕を回し、落ちないようにした。


後ろを見ると鎧の巨人たちの姿はもう見えなかった。


そして、それ以上追ってこなかったのだ。


私は安心した。


それからの私は記憶がなかった。









こうしてエレン救出作戦は無事に完了した。


行方不明だったA兵長も見つかり、無事本部へ帰還した。


だがこの救出で被害の出た数はあまりにも多すぎた。

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設定タグ:進撃の巨人 , リヴァイ・アッカーマン , リヴァイ兵長   
作品ジャンル:恋愛
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つーぼ - とてもいい作品だと思いますが、最新はまだでしょうか? (2021年4月7日 13時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2017年6月17日 22時

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