検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:7,352 hit

木の上で ページ28

貴方side


貴「…」


うう。


私は目を開けた。


もう死んだかと思っていたのに。


?「…気がついたか」


貴「え…」


目を開けるとそこには男がいた。


貴「…貴方達、ここでなにを…ッ!」


まだ頭がいたい。


そういえばリヴァイに巻いてもらった包帯、外れかけてるな。


って、あれ?私白い手袋してるはずなのに…。


そこにはなぜか左手の手袋はあったが右手が無くなっていた。


貴「ねぇ、手袋は…?」


?「手袋なんてしらねぇよ」


?「連れてくるとか落としたのかもね」


貴「…ッ!」


連れてくる?…ッ!


よく見たらここは巨大樹の森にある木の上にいた。


下には巨人がうようよいる。


この人たちはなんでここに…。


私は周りを見渡した。


するとそこには、


貴「…ッ!エレン…?なんでここに…」


?「状況判断が早いな。俺はライナー・ブラウン」


?「僕はベルトルト・フーバーだ」


もしかして、こいつらがエレンを?


どうやら私を助けた…というわけじゃなさそうね。


貴「あなたたち、調査兵でしょ。何がしたいの?」


ラ「俺たちは故郷に帰りたいだけだ。エレンを連れてな」


貴「故郷…?なぜエレンを連れて行く必要があるの」


ラ「A兵長さん、もうわかってんだろ。俺が鎧の巨人で、こいつが超大型巨人だ。エレンを連れて行く理由は言えない」


私が気を失う前に見た巨人は、ライナーとベルトルトだったのね。


貴「…で、なんでわたしがつかまるの?」


ラ「助けてもらった恩人にそれはないだろ」


貴「別に助けてだなんていってない…」


ラ「素直じゃないなー」


そう言ってライナーは私の顎を持ち上げていった。


貴「…汚い手で触らないで」


ラ「可愛くねぇな。A兵長さんは人質になってもらう」


人質なんていなくなってこいつらなら余裕で平気なはず。私を連れて行く意味って。


ラ「A兵長さんがこっちにいれば調査兵団も手が出せないだろう。念のための保険だ」


誰がそんな…


貴「断る。エレンと一緒に帰る!」


私は残っていた刃を握り、ライナーたちに襲いかかろうとした。


ラ「おっと、それはできないはずだ」


は?


ラ「お前の大事な調査兵団たち、リヴァイ兵長が傷つくぞ?」


ッ!


貴「なんで、リヴァイが…」


ラ「誰の目から見てもわかるさ。それでどうする?人質、やるのかやらないのか…」


ッ!クソ…


貴「…わかった…やるよ…」



そう言った途端、エレンが目を覚ました。

人質…?→←伝えたい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
設定タグ:進撃の巨人 , リヴァイ・アッカーマン , リヴァイ兵長   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

つーぼ - とてもいい作品だと思いますが、最新はまだでしょうか? (2021年4月7日 13時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2017年6月17日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。