第3話 ページ5
ウォールローゼに来てから1日が経った。
私達、ウォールマリアから来た人達はローゼにある元食糧庫に集められていた。
食糧の配給の時間、食糧を貰った。
____貰えたのはパン1個。
これが、今日1日の食糧らしい。
まわりの避難している人の多さを見れば、仕方ないと思った。
どこからか苦痛の声と怒声が聞こえた。
?「テメェ!何すんだ!!」
声のする方を見ると、2人の兵士と1人の男の子が言い合いをしていた。
兵士「テメェ!!何しやがる!!」
兵士の1人が男の子を殴り、もう1人の兵士が男の子を蹴り飛ばした。
男の子は地面に倒れながらも兵士達を睨みこう言った。
男の子「お前ら何か知らないくせに!!」
兵士「あぁ!?」
男の子「巨人が…どうやって、人を!!」
兵士「……っ!うるせぇ!!」
兵士の1人が男の子を殴ろうとした時、
男の子2「ごめんなさい!!」
他の男の子が兵士と男の子の間に入った。
男の子2「お腹が空いててイライラしてたから……!!だから大人の人にこんな失礼な事を……!!」
男の子が必死に止めている。
男の子2「本当にごめんなさい!!」
兵士は男の子達を睨みながら
兵士「ったく、お前達が飢え死にしなくて済むのも俺達のおかげなんだぞ!!子供だってそれ位の感謝を持つもんだ!!」
そう言って去っていった。
男の子2「は、はい!!」
兵士の言葉に私は腹が立った。
別に来たくてここに来たわけではない。その兵士が作った食料でもないのに偉そうにしてるのがイラついた。
A「ねぇ、お母さん。何であの人は偉そうにしてるの?あの人が作った食料じゃないのに……。別に来たくて私達はここに来たわけじゃないのに!!」
ローナ「A、今は耐えるの。いつか、ああ言ってる人にはバチが当たるから。Aはああなっちゃダメだよ?」
A「うん!!分かった!!」
ローナ「それより…さっき殴られてた男の子が気になるわ…。絶対痛かったでしょうに……。探しに行こう?」
A「うん。行こう!!」
そう言って、私と母はさっきの男の子の所へ向かった。
それが私の運命を変える出会いだった。
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翠欄姫 - 夏海? (2013年9月17日 16時) (レス) id: 54a493a22b (このIDを非表示/違反報告)
翠欄姫 - 夏海~? (2013年9月15日 23時) (レス) id: 54a493a22b (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 蒼黒姫さん» うんwwwよろしくwww (2013年9月14日 8時) (携帯から) (レス) id: ca01a1681d (このIDを非表示/違反報告)
蒼黒姫 - 夏海さん» 分かったよwwそれまで待ってるーーー!!!! (2013年9月14日 8時) (レス) id: 54a493a22b (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 蒼黒姫さん» ごめん(;>_<;)今日まで文化祭だからまだムリだ………。その後も明日は片付けあるからできないし………。できるの明後日くらいかなぁ?明後日も出来るか分かんないけど………。 (2013年9月14日 7時) (携帯から) (レス) id: ca01a1681d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏海 | 作成日時:2013年8月29日 1時