39 過去の夢 ページ41
貴「…」
『A!』
貴「お母さん…?」
幼貴『ままー!』
貴「あれは…私…」
いろんな思い出が私の前に現れる。
そして…
母『どういうこと?』
父『離婚してくれ…』
母『捨てるの?この子達を!』
幼貴『ぱーぱー』
父『…っ』
幼沙『…』
父『うんざりなんだ。お前達みたいな化け物と住むのは!』
母『…っわかったわ…』
父『…』
母『死んで…』
父『なに?』
母『死んでくれたら、この子達と一緒にあなたの前から消えてあげる…』
父『…っ』
かちゃ…
父『!なにを…』
お母さんの手には鉄砲
母『さよなら…』
バン!
幼沙『お母さん…』
母『いい?沙羅。これから、あなたとAは2人で暮らしていくの。だからAをちゃんと守ってあげて…』
幼沙『お母さん…?』
お母さんは銃を自分に向け
撃った…
貴「…」
幼沙「…っいやぁぁぁぁぁあ!!」
幼貴『お姉ちゃん!』
幼沙『…A…』
ぎゅ
お姉ちゃんは幼い私を抱きしめた
幼沙『大丈夫…大丈夫だから…お姉ちゃんがあなたを__________』
貴「あれ、聞こえなくなった…」
また暗くなっていく…
私はこのまま、一人ぼっちなの…
こわい、こわいよリクオ…助けて…
「A…」
貴「!お母さん…」
母「えぇ。お母さんよ…」
貴「…」
母「いきなりいなくなってしまって、ごめんなさい。」
貴「ううん、謝らなくていいんだよ…」
母「これから、あなたは長く生きていくの。私たちの分を…お姉ちゃんと一緒に…」
貴「でもお姉ちゃんは…」
母「大丈夫よ…きっと。信じて。」
貴「お母さん…」
母「あそこを見て…」
お母さんが指さすほうを見ると。光があった
「A…戻ってきてくれ…」
光から聞こえてくるのは…
そう、リクオの声。
母「行きなさい。A。」
貴「お母さん…うん、私は前を向くよ…お母さんたちの分までちゃんと生きる。」
母「えぇ」
私は光の方へ走った
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ハルル - この小説を読んでみてとても面白いです。早く続きが読みたいので、更新頑張ってください。応援してます。 (2017年8月14日 14時) (レス) id: 4e10d5168c (このIDを非表示/違反報告)
まるに - 面白いです!更新頑張って下さい (2017年5月16日 23時) (レス) id: 8235144f4c (このIDを非表示/違反報告)
あっち(プロフ) - 更新頑張って下さい! (2017年5月8日 19時) (レス) id: 692fe412a6 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎の夢(プロフ) - りんさん» ありがとうございます! (2017年4月3日 23時) (レス) id: c0ac43d08e (このIDを非表示/違反報告)
りん - 楽しみにしてます (2017年4月3日 21時) (レス) id: aa9084d7b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:陽炎の夢 | 作成日時:2017年3月30日 20時